トップページ
最新記事一覧
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
| 4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
| 11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
| 18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
| 25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
 |
【明石邦彦のつぶやき】薬の飲み合わせ、食べ合わせの調査 |
2026/1/13 |
|
 |
|
誤薬問題の発生時の対策から薬同士の飲み合わせ問題を取り上げようと思った。ネットなどで検索すると細かなものが例として示されている。併用禁忌、併用注意、副作用問題がたくさん示されており、全部を取り上げることは無理があると思われた。「これは薬剤師のテリトリー」と認識し、専門家である薬局に聞くのが一番ではという結論に至った。むしろ我々が市販薬として使っているものとの組み合わせや、薬と食べものの組み合わせを調べることの方がグループホームの人たちに役に立つのではと思った。当初の考え方を変更して、調査し纏めることにした。私たちはちょっとした病気には市販薬を買って対処するが、あまり組み合わせには注意を払っていないからである。
1.市販薬との飲み合わせの悪い例
私たちがよく使う市販薬として風邪薬、便秘薬、解熱剤、胃腸薬などある。それらは処方されている薬に対して影響があるケースが示されている。タイプは3つに分かれるようだ。
①効果が増強されるもの
・風邪薬と栄養ドリンク:この組み合わせはよくありそうである。どちらも無水カフェインを含んでおり、不眠やイライラが起きる。効果が強く出て副作用が出やすくなるとのことである。
例:風邪薬(ルルゴールド、ベンザブロック、エスタック)
栄養ドリンク(アリナミンV、リポビタンゴールド、チオビタドリンク)
・風邪薬と葛根湯(風邪のひき初めに使用):どちらも使いそうな薬である。
作用が増強され、副作用が出る。
・便秘薬と総合胃腸薬:どちらも酸化Mgが含まれているので、作用が増強される。
症状として下痢を引き起こす。
例:便秘薬(コーラックMg)
総合胃腸薬(太田胃散、パンシロン、キャベジンコーワα)
②効果が減却されるもの
いっしょに飲むと互いに打ち消しあい、効果が弱まったり、無くなることがある。
・便秘薬(ビサコジル配合薬)
制酸薬(胃酸を中和し、腸で溶けるように工夫)
腸で溶けるように工夫された便秘薬が胃で溶けてしまい効果が弱まる。胃が荒れて腹痛を起こす
③副作用が強く出るもの
・風邪薬とせき止め薬
せき止め作用のあるジヒドロコデインリン酸塩が喉からの渇きを強めて症状を悪化させる。
例:風邪薬(エスタック、パブロンSゴールド)
せき止め薬(コルゲンコーワ、エフストリン)
市販薬で心当たりがあるものが多いので、注意が必要です。
2.薬と食べものの悪い組み合わせ
グループホームでは薬と食品の関係も出てくると考える。食べ物で、影響が出そうなものがいくつかあるので、注意が必要である。
①飲んでいる薬の副作用を強める食品
・グレープフルーツ:果肉に含まれるフラクマリン類が消化管で薬物代謝を阻害するので、薬物の血中濃度が上がり、薬が効きすぎてしまう。特に、Ca拮抗剤、高脂血症薬、精神神経薬、催眠鎮静剤の使用に当たっては気を付けなければならない。
その他にカフェイン、チーズ、ワイン、アルコールがある。アルコールは多くの薬の代謝に影響を与えるので、要注意とある。私もお酒の飲んでいるときに薬を飲、み副作用が出て苦しんだ経験が多い。薬の飲むタイミングとアルコールを飲むタイミングをずらすことが大切と知った。また、水がないとお茶やアルコールで薬を流し込むことは控えねばならないということを認識した。
②飲んでいる薬の作用や副作用を弱めてしまう食品
・納豆、クロレラ、緑黄色野菜:これらはVKが含まれ、血液凝固因子を阻害する。
抗血栓薬を飲む人は注意である。
・牛乳、ヨーグルトは含まれるCaと薬が結合し、薬の吸収を抑えるので、効果が減少する。抗菌剤(テトラサイクリン系、セフェム系など)の時に注意が必要だ。なお、服薬後2時間は乳製品の摂取は控えるべきとある。また、潰瘍薬、骨粗鬆薬では副作用が出ると報告されている。ヨーグルトは朝食時に取ることが多いが、その後の薬の飲み方に注意が必要である。
・炭酸飲料(コーラ、清涼飲料)は酸性サイドになるので、アスピリン(解熱鎮痛剤)などの薬の吸収を抑えることになる。また、一部の抗菌剤は吸収が早くなり、血中濃度が上昇する副作用が出るとある。
このような例を考えるとグループホームでは食後に薬をすぐに与えるので、食材、果物、飲料には注意が必要だ。また、利用者は炭酸飲料などを好んで飲む傾向があるので、服薬前後の注意が必要と考える。特に多くの薬を飲む利用者には配慮しなければならないと思った。
|
|