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   【明石邦彦のつぶやき】アーバンベアの対策は? | 
   2025/11/4 | 
   
 
 
 
  
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          最近クマの被害が大きく報道されるようになった。新聞情報によると10人を超える死者が出ているとのことである。ヒグマは体がでかいから力は強靭なので、死者が出るのは容易に推察されるが、ツキノワグマだといささか驚きである。1mくらいの動物で、人間が森の中に引きずり込まれるとは想像もできなかった。また、顔をめがけてのパンチで顔の半分が吹き飛ぶとはものすごい力である。 
 本来なら熊は人のいる地域には出てこないことが普通であった。しかし、山での餌が不足し、果樹園や野菜畑に侵入し、さらに町周辺に下りてくると被害は一層大きくなる。専門家の発言では温暖化と耕作放棄地の拡大が大きな原因であるとのこと。田舎も人口が減り、限界集落に近くなると里山は荒れてくる。放置された柿を取りに来る人はいないので、動物たちの餌となる。特に、ブナやドングリの実が不作の時は餌を求めて、里山に降りてくることだろう。逆にドングリなどが豊富な時、熊は栄養がよいので、子供の数も増える。翌年、山が不作なら山の餌場は力の強いオスの世界となり、力の弱い親子熊は餌場からはじき出されることになる。序列の低い(力の弱い)親子は町周辺に出てきて、残飯などをあさるしかないのだろう。なにせ冬眠に備えて皮下脂肪を蓄えなければならないので、食欲旺盛である。そして、人間が弱い存在だと知れば、防御のために、人を襲うことにもなる。メス熊は我が子を守るために、必死である。また、町の中に食料が豊富だと学習すれば越冬しない熊も出てくることになる。これからは熊と遭遇するチャンスは広がると考える。 
 さて、夏から秋にかけて私が熊に遭遇するチャンスはあるのかと考えると、昆虫採集での出会いが考えられる。ペンションすずらんを中心とした採集地点では夏の夜間採集と秋のコブ拾いではと考える。ペンションすずらんの人によると宿の下の方にある橋で見かけるという話がなされている。宿舎近くに出没するとなると危険性が増す。ただ、すずらんには狩猟犬である甲斐犬がいるので、害獣接近の気配を感じたら吠えるようである。夜中に吠えるのは害獣が接近していると警戒を強めての犬の行動だ。 
 また、新聞では「熊を殺さないで、山に返す」という話もあるが、熊が増えすぎたのが実態だから速やかに増えすぎた分を駆除すべきと私は考える。人間が怖い存在であることを学習させることも大事だと思う。食糧不足のために町周辺に出てきた熊は冬場でも餌があると理解したなら子熊にもそのことが引き継がれていくものだから、山に返すことはしないで、猟銃を使うことが賢明だと考える。そして、取り逃がした子熊には町は危険な場所と記憶されることだろう。熊は犬や猫のように家庭で飼える動物ではないと我々は理解すべきだ。 
 これからは自衛隊も後方支援(檻の設置など)という形で地方自治体を支援するとのことである。私としては後方支援よりは前面に立って、猟銃ではなく、ライフル銃などで速やかに駆除に当たってもらいたいものだ。この活動は憲法9条とは関係ありません。 
 
画像1.柿を食べる熊 2.身を守るより駆除では!
     
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