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【明石邦彦のつぶやき】自己承認力を高める方法とは(Part2) |
2025/6/12 |
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さて、前回の続きを取り上げていこう。自己承認力を高めるための具体的な方法だ。
コンサルタントの山本さんが語る自己承認力の定義と関係図は以下のようになっている。
1.自己承認力とは
3つの要素があり、それぞれについて定義されている。
①自己肯定感
自己肯定感とは「ありのままの自分を認める」ことだ。自分の長所や得意なことはもちろん、短所や失敗も認めて「それも自分自身だ」と受け入れることが心の安定と成長の始まりがもたらされるとしている。
②自己効力感
この言葉は「どんなときでも私ならできる」と自分の力を信じる事だそうだ。ストレスを感じたり、困難が訪れても「次はどうすればいいか」、「自分なら成長できる」と前向きに考え、進む力だそうだ。
③コミュニケーションスキル
メンタル面だけ鍛えてもうまくいかないことがある。大事なのはスキルだ。日常や仕事の面で、具体的に「どうしたらいいか」を明確にし、実践できるスキルを身に着けることで結果が出やすくなりますとある。
図:自己承認力の関係図
2.3つの要素の具体的な高め方について
3要素を高めるための具体的な方法が取り上げられている。
①自己肯定感を高めるには
・否定的な言動を肯定的な言動に変える
・失敗を否定しないようにする
・自分自身をねぎらう、認める、褒めるとある。
◎具体的なやり方の例:「今日は疲れたけれどよく頑張ったよね」。「小さなことでも前に進めた自分を認めよう」。鏡の前で「今日もお疲れ様」と声をかける。ノートに「今日の良かったこと」を書く
②自己効力感の高め方について
・「できない、無理だ、ダメだ」を口に出さない。
・口に出たら否定せず、「無理と思うけどやってみようか」と言い換える。
◎例として、「今日は○○ができた!」とポジティブに振り返る。目標を細かく分け、「こ
こまでいけた」と達成感を味わう。
③スキルの高め方について
・褒める、認める言葉のボキャブラリーを増やす。
・他者を否定せず、「そうなんですね」と受け入れる。
・相手の話に対するリアクションは3倍で表現する。
◎例として、「ありがとう」と笑顔で受け取る。「嬉しいです、励みになります」と感謝を伝える。「○○さんのここが素敵です」と伝える。感謝の気持ちを積極的に表現する。
3.自己承認力を高めると得られる効果
次のような効果が得られるとある。
・自分自身に対する厳しさが和らぎ、イライラや不安、ストレスが軽減される。
・考えすぎて動けない状況から抜け出し、思考と感情が整理できる。
・他者の評価に振り回されず、自分の価値観に自信が持てる。
・誰かと比べることがなく、他者の成功を純粋に祝福できる。
・心に余裕が生まれ、人との関わりが柔らかくなる。
・自分を励まし、やる気を自ら引き出せるようになる。
・決めた目標に向かって、最後までやり遂げる力が得られる。
全ての提言が対象としたASDの利用者さんに当てはまってはいないが、応用できるところはありそうだ。彼の認容の範囲を広げるために慣れているPECSの手法で自分を認容する言葉を増やしていけば、些細なことでのパニックを抑止できるのではと思った。考え方を煮詰めながら家庭と職場で実践を考えたいものだ。
さて、次にASDと思われる自分の過去を振り返って3つの要素について考えてみることにしよう。
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