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【明石邦彦のつぶやき】知る権利 |
2025/2/14 |
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石破首相が訪米する前に森友事件を巡る情報開示訴訟の上告断念を財務大臣に指示した。近畿財務局の赤木俊夫さんが公文書の改ざんを命じられて自死した件の「森友文書」だ。真相を知りたい妻の雅子さんの願いがようやく実現することになった。どのようなことで森友学園に国有地の大幅な値引き取引が行われたかを知る文書なので、興味深い。ただ文書開示に財務省は首相の指示に従ったとしてもよくある「のり弁」の資料開示では意味が無い。
毎日新聞に掲載された上告断念の記事以外は他の紙面には大きく報じられていないのが不思議だ。私なら知る権利として一歩前進だと理解するのだが。メディアの皆さんの反応は「どうせ真っ黒に塗りつぶされた文書が開示されるだけだ」と思っているのかなとメディアへの猜疑心が芽生えてくる。
ある新聞に掲載されていた三輪弁護士の話によれば「この話は不開示の決定が取り消されただけで、開示の義務はないそうだ」。「情報公開法では原則として開示されると記されているのに」である。あくまでも政治家や役人が決める事ではなく、もともと行政の文書は国民の文書だそうだ。それなら、知る権利として開示されるべきだと思う。
「うーん」と考えさせられた。何だって!この件には安倍首相が威勢の良い啖呵を切ったために浮かび上がった問題だ。モラルハザード首相のために公文書が改ざんされた。赤木さんは役人としてのモラルを守られないという改ざんに加担したとして心の呵責に悩み自死したと考えるべきだ。人の命の重さを考えたら真相を明らかにしないと何とも浮かばれない。財務省が石破さんの意向を受けてのり弁の回答ではない文書が出てくることを期待したい。兵庫県でも自殺した人がいたが、名誉のためにも真相を明らかにしてほしいものだ。
画像:のり弁の例
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