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【明石邦彦のつぶやき】ライオンズガーデンの理事会にて |
2024/12/23 |
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12月15日にマンションの総会が行われた。私はいつものように5軒分の議決権を持って臨んだ。総会の会場に着いたら、管理会社の担当者と管理組合の理事長がインフルエンザで欠席とのことだ。出席者は理事が3人、残り5人は会員であった。昨年度は私たちが理事であったが、今年は平の会員である。去年は理事2名、平会員1名の出席で、次期の理事の人も誰一人出席せず、寂しい限りであった。今回は決議事項に来期の役員数を4人から7人にする案が提出されたので、次期理事候補の人たちが参加されていたのかもしれない。
さて、今期の副理事長が議長になり、議決事項が進められた。議長が高齢の女性の方であり、このようなことを経験されていないために管理会社のサポートが大いに必要であった。
まずは第1号議案から4号議案まではいつもの案件なので、すんなり議決された。しかし、第5号議案のエレベーターのセミリニュアル工事で議論が沸騰した。昨年にもエレベーターの補修工事の話が出た。その時の理事長はエレベーターの会社に勤められており、機械のことは十分な知識があった。そして、部品の補充がある限り、工事は繰り延べと決定した。今回は管理組合の理事が新しく選任されたこともあり、管理会社は設置から34年経過していることと耐用年数が20-25年であることを理由にしてリニューアル案を提案してきた。理事が輪番制であるために、過去の議論が継承されない欠点を持っているなと感じた。金額として5841万円を計上してあった。なお、工事開始は4年後とある。金額が大きいことと4年後の物価上昇などを考えるとこの金額が妥当なのかという話にもなる。また、私は大規模修繕工事(1.3億円)や排水管工事(7千万円)などを考えるとどのようにして資金繰りの危機を乗り切っていくのかの道筋が見えない。大規模な支出となる3点を加味して考えないとリニューアルには踏み切れないのではと申し上げた。また、前任までの理事の繰り延べ責任を問う声が現理事から出されたので、前任者との諍いにもなった。会場も一瞬荒れた雰囲気になった。私はそれよりも10日間のエレベーター停止期間があることにも注視した。マンション住人が1階から7階まで階段を上り下りすることを強いられる案である。このことは高齢者にとって死活問題だと述べて、10日間の運転停止のゼロ化を要求した。管理会社から2台のエレベーターが同調しているなど理由を挙げられたが、この問題は譲れない。結局、金額の話は検討するが、エレベーターのリニューアルはやることに決まった。私は10日間の休止期間は是認することは出来ないとして棄権とした。また、管理規約変更と役員改選も議論となると予測されたが、結局決議するには3/4の議決件数に達しなかったので、決議することは見送られた。大事な話なのに議決に至らないのは問題と思った。エレベーターの議論で思ったのだが、介護されている年寄りの存在や防災体制の不整備など、弱者のことに配慮できない人達だなーと考える。
画像:1.リニューアル工事 2.資金繰り
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