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【明石邦彦のつぶやき】味の素発酵グループの同窓会 |
2024/11/20 |
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先週味の素の発酵OB会に出席した。川崎で開催されるので、腰の悪い私にとって唯一の同窓会出席である。30名くらいが出席の予定だ。遠方から来られる車いすの方は奥様とともに出席される予定だったが、雨が降っているので、中止のやむなきに至ったとの連絡がきた。OBのメンバーは年齢からみると80歳以上だから近況報告には病気の話が多い。また、今年は2名の方が亡くなられ、黙とうした後に会が始まった。皆は少し飲んで食べたら、早速違うテーブルを訪れて、昔話や近況の話が始まった。私の隣のSGさんは衆議院選挙の時に元議員の城島さんの秘書だった金村議員に会って激励したそうだ。この方は比例区で救われたが、今年の代表選に出るとの話であった。私からすれば「まだ、選挙に絡んでいるのか」と思った。また、当法人に就職したIさんの話となり、何人からか「よろしく言ってほしい」との伝言を託された。
まず、斜めのテーブルにいたSさんにご挨拶した。その方から奥様の話があった。体の不自由な奥様の施設入所の話で、娘さんの近くの施設に入所されたそうだ。そのため、今は一人暮らしという話だった。そして、自分の考え方と他人(奥様含む)の考え方に大きなズレがある話となった。年を取ると「自分が正しい」と思っていても他人は別の価値観を持っており、ズレが出るものという話である。私は「奥様が娘さんを頼るのは当然ですよ。あなたは今まで自分のやりたいようにやって、あまり奥さん孝行をしなかったから無理ですよ」と返し、大笑いだ。また、私が正月明けに引っ越す話をした。引っ越した先に味の素OBのAさんが住んでいる話をした。Sさんは「あいつは大学の同窓会に出てこなくなったが、元気なのかな」という話だ。私は「健康であるのかどうかはご挨拶に行くので、わかりますよ」ということを伝えた。
また、別のテーブルに行き、Nさんと長話だ。最初は闇バイトの話で、「どうしてこんなことが起きるのか。すぐに捕まってしまうのに」、「いまごろ20万円とかの高級なバイトはあるはずはないのが、どうしてわからないのだろう」との話だ。世の中の価値観が変わっているのかなと思った。定められた国境線を変えようというプーチン大統領、議事堂突入を煽ったトランプ次期大統領の勝利など世の中どうなっているのかとズレを感じる昨今である。話題が変わり、その方が立ち上げたNPO法人(子供たちがバイオ中心の理科に親しみを持ってもらうために作られた組織)を昨年解散したという話だった。そこで、「思い」の話となった。自分たちの後を継ぐ人たちから、「どうしたい」という言葉が出てこないのが不満だったようだ。83歳にもなる自分達がアイディアを出し、法人運営を進めるのは問題だというわけだ。後継者に「思い」がなければ知恵も出てこなく、どうしようもない状態だったとのことだ。確かに後継の人たちが「どうしましょうか」では不安は募るものだ。どこの組織にもある話であるので、身につまされる話として伺った。何かをしたいという「思い」がなければ人を引っ張ることもできないし、法人そのものが発展することはないだろう。「思い」があるとオリジナリティのある仕事に繋がるものだ。人は「社会にお役に立ちたい」という思いがあると未来は明るいものとなると思う。
当法人の若い人が「障害者のためにこれをしたい」と言ってくれればどんなに心強いことか。
「現法令の範囲以内ではできません」では新しい政策を作ることは不可能だ。2時間の懇親会が終わり、家路についたが、足腰のしびれは増すばかりだ。
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