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あおぞらブログ


【明石邦彦のつぶやき】障害特性別研修の資料作りで 2024/10/16
 今年は虐待防止等委員会の責任者を命じられたので、年度計画を作り、四半期ごとに理事会へ検討結果等について報告している。第3四半期の取り組みの一つとして精神的な症状についてまとめてみた。まとめた資料は各委員への研修資料としてドロップボックスに挙げて、全員へ流している。精神的な病気については第2四半期に知的障害、自閉症、精神障害の3障害への対応について取り上げたが、今回は私の興味もあり、うつ病と統合失調症を取り上げた。統合失調症については通ってきた利用者の中にその特徴を持つ人もいたので、興味深かった。以前から妄想かどうかは定かではないが、どうしてこんな発想・連想ゲームになるのだろうと利用者の頭の混乱を思いながら、症状の特徴と対応方法を学んでみた。なかでも神経伝達物質のドパミン、セロトニンの成分に関わる情報伝達の仕組みを納得しながら自分なりにまとめてみた。なるほどと思うこともあり、興味ある文献調査であった。
 さて、問題はうつ病の調べであった。単極性としての鬱もあるが、双極性を持つ躁鬱性も対比されている。だんだん調べていくうちに心当たりとなる項目があるので、なんだか憂鬱になってきた。うつ病は15人に一人で、だれでもかかる病気だそうだ。脳のエネルギーが欠乏した状態で様々な意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)が低下する心理状態とともに身体的な自覚症状を伴うとある。人間には本来は自然治癒力があり、それによって回復するものだとある。しかし、調べ始めて私の気分がなんだか冬枯れに向かう状態のように思えた。虐待防止等委員会ではメンタルヘルスチェックで自己診断、組織風土診断を行っている。自己診断では「問題なし」の結果が出たのだが、何だか気分に乗らない状態が続いている。特に、高齢者の発症についての記述に注視する自分がいる。その一節には「環境の変化(退職など)や心身の衰えをうまく受け入れないことで発症しやすいとある。」とある。この文章が心に引っかかるようだ。私自身を考えてみると79歳だ。来年は80歳となる。そのため、高齢を理由に理事を降りる予定だ。また、引っ越しもある。そこが終の棲家となるだろう。しかしながら、体はますます動きが悪くなる。脊柱管狭窄症で、足がしびれて動きは悪くなっている。そのため、行動範囲が狭くなる。これでは好奇心を触発する機会は減少する。そのような自分に納得しない自分がいることも事実だ。「老兵が去る」ことはあおぞら共生会も新しい組織になるということだ。バトンタッチされる人たちが、社会に貢献するということをさらに深く考えてくれるのかも心配だ。杓子定規の判断ではハートのある繋がりは生まれないだろう。これでよいのか。お金の計算ばかりではよい世界は来ないよね。また、組織のためにはビジネスライクで考えないとしがらみは断ち切れないよね。などなど色々なことが頭の中を去来する。心の平穏を如何に保つかの重要な時期だと改めて実感する。これでは気分は「誰そ彼」だ。





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