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【明石邦彦のつぶやき】富士山登山での事故多発 |
2024/8/1 |
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富士山登山は山梨側から開山が行われ、多くの人が殺到した。今年は入山料を取られることと、入山時間、宿泊の計画がないと難しそうだ。しかし、1週間遅れで開山した静岡側は緩い規制である。4000人ともいわれる入山規制をしている山梨側とは規制レベルに差あるようだ。それが原因かもしれないが、弾丸登山を目指した外国の人たちが8合目の山小屋前の登山道でシュラフ寝袋など着用し、防寒しながら道路に横たわって寝ている姿が映し出される。温度は2.6℃とのことだ。こんな姿で横たわっていると高山病にかかるのでは、低体温床になるのでは、と考えてしまう。7月の開山以来、滑落や急病などもあるが、死亡も多い。年令を見てみると高齢者が多いことも事実だ。昔の体力はないはずなので、それなりの訓練と仲間で出かけてほしいものだ。登山道で倒れていると運が良ければ助かるかもしれないが、多くの人に迷惑をかけることを考えてほしい。山小屋での宿泊をしない人は入山できないとか強めの規制をしてほしいものだ。弾丸登山で山小屋の前で眠るとは言語道断で、金をかけずに救助してもらえるという考えが根底にあると思ってしまう。ご来光を拝みたいのなら、宿舎を確保し、安全な登山を心掛けてほしい。節約志向ならば富士山などを目指さずに、安全第一に平地で過ごしてほしいものだ。さてさて隣の席で還暦を迎える人が富士講で富士山に出かけた。体調が悪いとご来光よりも命優先だと警鐘を鳴らした。無事に8合目にたどり着き、登頂を果たせばよいがと思う。地球が熱くなってから、異常気象が続いているので、世界でも事故は多発する。ヒマヤラK2(8611m)で2人が滑落し、生死不明との情報が入ってきた。もしかしたらNHKBSなどでよく見かけるヒマラヤトレッキングの平出さんと中島さんではと心が騒いだ。確認するとまさしく石井スポーツ所属の2人だった。7000mでの滑落と聞くと食料、耐寒服などの装備は限られるので、生存は難しいかもしれない。ヘリを飛ばすのが難しいので、歩いての救出だそうだ。中島さんはヒマラヤトレッキングの画面ではよくドローンを飛ばしていたので、食料、防寒着、ザイルを滑落地点に届けることは出来ないのかなと思ってしまう。ベテランのアルピニストでも事故は起きるので、登山は自分の体力を考えてのチャレンジであってほしいと思う。
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