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【明石邦彦のつぶやき】ペンションすずらんへの1泊採集行 |
2024/7/22 |
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7月の3連休を使い、ペンションすずらんに泊りに出かけてきました。夜間採集の道具を用意できる日が7月15日（1月中旬に申し込んだが一杯で、この日が空いていた）だったので、16日は皆さんに休みを取っていただきました。梅雨なので、晴れ間の時に集中的に採集することにいたしました。我が家族は今年初めての虫取りとなります。まずは栗の花が咲いているだろうと思った大月の大峠を目指しました。3連休の最後となりますので、高速道路は大きな渋滞もなく順調でした。大月の採集地にはAM7：30には着きました。早速、洋子さんと徹之さんの二人には新鮮な空気を味わっていただきました。雨が降る予報でしたが、晴男の徹之さんに助けられ、順調に採集を続けることができました。残念ながら富士山は雲に覆われてみることができません。栗の花とリョウブの花がねらい目と思っていましたが、ノリウツギの花も咲き始めたようです。ハマイバを過ぎたところにあるノリウツギで車内からヨスジハナを確認できましたので、早速採集しました。その後、栗の花を漁ったのですが、なかなかめぼしい虫を採集することができません。いつの間にか猪塚のハルニレの木に来ました。この定番の木でヒゲナガシラホシやチチブニセリンゴを採集しました。ネットに入らなかった虫たちは落ちてきたときは白いガードレールやトイレの壁にとまります。ネットで採集できなくても、比較的に簡単に取れますので、初めての方には好評です。昨年は虫に触ることができなかったKSさんも自分で触って取っていただきました。昨年は触れずに大騒ぎされていた方もようやく慣れられたようで小さな虫から触っていただくことになりました。大峠では記念写真を撮り、黒岳への登山口にある広場のイボタノキでシロオビトラ、ミヤマクロハナ、キヌツヤハナなど多種類のカミキリを取り、昆虫採集をしている気分になりました。大峠での採集を終わり、10時半にはペンションすずらんへ向かいました。途中の寄り道で、源次郎岳下の公園で栗の花でトウキョウキモンハナ、チャボヒゲナガやヤハズなどを取り、すずらんでの昼食です。おかみさんにご挨拶して、それぞれの部屋に荷物を置き、午後は日川林道を通り、湯ノ澤峠への三差路まで、ノリウツギとリョウブの花の咲き具合を確認しました。途中でヤマニンジンの花に来ていたフタスジハナを採集し、帰路につくことにしました。開けた伐採地でノリウツギの花が咲いていましたので、降りて採集した所、SGさんがクロルリハナやミヤマルリハナを採集しました。最後には飛んできたフタコブルリハナの黒化型を採集し、ペンションに戻りました。帰り道で運転するSGさんがアオバトの雛を見つけました。画像から検索した結果、最初はコアオバトと同定しましたが、外国にいる鳥なので、日本産のアオバトだと思われます。アオバトは丹沢山系にいます。そして、わざわざ大磯海岸で塩分を補給する鳥として有名です。道路上で見られた雛は巣離れとは違い、巣から落ちたのでしょう。付き添っていた親鳥は藪の方に逃げましたが、このままでは他の動物に捕食されるのではと思いましたので、親鳥が潜んでいる藪に雛を逃がしてやりましたが、成鳥となるかは運次第と思っています。この道は先ほどアナグマをみましたので、動物などに捕食されるのではと考えます。持ち帰って自力で飼う気持ちはありませんので、自然に任せることにしました。ペンションでの夕食はいつものようにBBQで肉と野菜をたっぷり食べることになりました。少し肉が固い気がしましたが、皆さんとても満足されたようです。7時からの夜間採集は現地についてからすぐに雨粒の大きなものが落ちてきました。雨を避けるために小さな小屋で雨宿りです。小降りになったときに大きなミヤマクワガタの雌が飛んできました。虫をさわれないKSさんに挑戦していただき、虫取り箱に入れていただきました。ワイワイとからかわれながらもKSさんは大型の虫も触れるほどになりました。本人の言い訳を聞くととてもユーモラスに聞こえます。「今までは目が悪く、不確かなものを触れない意識が強かったけれど、白内障の手術や網膜剥離手術で視力が上がり、はっきり見えるので、不安感を払拭することができたので、触れるんだ。」との言い訳でした。PM9:30には雨が強くなりましたので、引き上げてきました。取ってきたアカアシクワガタなどは宿泊に来ていた親子さん達に差し上げました。皆さんは大喜びです。次の日起きてみると雨が降っていましたので、土砂崩れに遭わないように昆虫採集を中止にし、早めの帰宅といたしました。それなりの虫は採れたので、充実した採集行となりました。
写真：1.アオバトの雛 2.栗の花採集 3.夜間採集
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