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【明石邦彦のつぶやき】ギャンブル依存症を調べていたら |
2024/5/20 |
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円安によるオーバーツーリズムの弊害やギャンブル依存症を調べていたらFXや株の話も出てきた。依存症の分類の中でギャンブルが中心のプロセス依存の中にFXが掲げられていた。また、私が年の暮れに大量に購入するジャンボ宝くじもその範疇だとされていた。そうなると株も瞬時の取引を行うので、ギャンブル性は高いなと思ってしまう。
特に、株やFXには信用取引の問題があるので、危険性は高いと思う。信用取引をやったことがない私にはピンとこない問題だった。しかしながら、私の身近でFXや株の信用取引で失敗した人が出たので、それらの危険性を学ぶことになった。投資家の桐谷さんが実際にその危険性についてYahooの質問に答えていた。その質問は「株で『これはやっちまった』という最大の失敗はありますか」である。桐谷さんといえば昔は将棋のプロ棋士だった方である。その後、棋士をやめ、投資家として活躍されている。特に、株の方では「株主優待で生活した人」として有名である。その人の失敗談として「借金して株を買った」ことだそうだ。信用取引での大失敗である。私が株を買う場合は将来の上昇を見込んでの現物取引一本である。いわゆる「仕込み」である。日々の株価の上がり下がりにはあまり興味がなく、その会社の技術開発力に期待した長期視点の投資だ。さて、回答の中で桐谷さんが「これだけはやらない」と断言していることは「借金をして株を買うことだ」と言っていた。まさに信用取引での大失敗で苦労されたからだ。彼によれば株の現物取引であれば下がった場合は我慢すればよいのだが、信用取引ではそうはいかない。なぜなら株価が下がれば追証問題が発生するからだ。なんでもリーマンショックの時に追証問題となり、1日2000万円ずつ、3日連続で損失をだして、死にそうな目にあったそうだ。改めて信用取引におけるリスクの大きさを知らされたそうである。FXの信用取引も同じことだ。況や現在の円安基調が為替介入で150円~160円/$と変動すると追証がらみの話にもなると考える。FXはネットで操作するだけで簡単に取引ができることもあって、ちょっとした資産運用のつもりで気軽に始めてもいつの間にかそんな余裕は見られなくなり、借金を積み重ねて一発逆転を考えるようになる。ドツボに嵌るとまさに依存症である。依存症になる人の傾向は自尊心が低く、プライドの高い人がなると言われているようだ。自尊心は自信に由来し、プライドは劣等感に由来するとのことだ。わかりやすく言うと自尊心は自分を大切にする気持ちで、プライドは他人の評価を気にする感情だそうだ。少し前にHP上で「誇りとプライド」で議論したのだが、「誇り(自尊心)は高く、プライド(負けず嫌い)を持つ」は運動選手の常套句であるが、ギャンブル依存症の人には「誇り(自尊心)は当然必要なんだが、プライド(思い上がり、高慢)は捨てた方がよい」とのことだ。あらためてプライドの二律背反の意味を噛みしめることになった。
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