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【明石邦彦のつぶやき】漫画家の急逝に対して思うこと |
2024/2/7 |
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私の最近の関心事は漫画家の芦原さんの急逝である。作家のオリジナリティを大事にしない日テレの傲慢さに対して憤るものがある。芦原さんが①原作に忠実に、②漫画はまだ完成していないので、勝手に道筋をつけないようにと条件をつけていることを考えると制作者側は配慮しなければならないと素人ながら思っている。漫画にも著作権らしきものはあるのではと思うからだ。契約書がどのように書いてあるかわからないが。漫画家の意思は尊重されなければならないと思う。作家も漫画家も研究者も同じようにオリジナリティが大事だ。私は研究者たちがオリジナリティを大事にする性を見てきた。漫画家もクリエーターの一人である。新しいものの見方をする人は新しい時代を作る人である。このような人が大切にされない限り世の中は進歩しない。商売の世界から見ると製作者や脚本家は視聴率が大事なのであろう。脚本家が新しい世界を開くほどのオリジナリティある仕事とは思えない。なぜなら追い求めている相手は大衆である。その人たちに迎合できるようにスジが作られるので、新たな世界ができるわけではない。次元が違う話だと考える。最初の芽を見つけた人の個性を大事にしないとすさんだ世の中が来るばかりだ。また、漫画家の作品をTV化する時に間に立った小学館にも問題を感じる。ドラマ化され、視聴率が上がって漫画本が売れればいいと小学館が考えていれば原作者をないがしろにするものだ。今回のトラブルをどのように考えているのだろう。TVサイドに戻って考えてみると、放送法の中にもこのような問題を検討する委員会はないのかなと思う。何時も話題となる放送倫理委員会(BPO)が扱うものではなさそうだし、どこかで扱うものはないのかしらと思う。今回の件は漫画家、小学館、日テレ、脚本家がどうあるべきであったか、検証して、このような不幸な事件が起きないようにしてほしいものだ。
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