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【明石邦彦のつぶやき】町内会活動について |
2024/1/5 |
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マンション住人(90世帯)の町内会参加者が減少し、ついに個人会員として4人しかいなくなった。そのため、マンション理事会では町内会に加入していない理事が1回/月開催される定例会に出席することになり、会員との連携にほころびが出ているのが現状である。一昨年、輪番制の理事がまわってきたので、町内会担当に立候補し、今後の活動を考えて、対策を練ることにした。
以前から、マンションの住人には町内会の必要性について論じていたのであるが、会員は増えなかった。当マンションはオーナー30世帯、賃貸60世帯で、そのうち1/3は5年以内に変わるので、町内会の必要性を感じない人が多い。ただ、町内会の活動についての恩恵(公園美化、交通安全、街灯点検、祭りなど)は感じるもののお金は出したくないという考え方が多い。そして、町内会を頼るとしたら大規模地震の時であろう。自分たちで備蓄した品物が無くなれば、近隣の中学校に備蓄している非常食や飲料水を利用させてくれるはずだ。税金を払っているから当然利用できるはずだという考え方なのだろう。非常食や備品を管理する町内会のメンバーにとって非協力者は腹立たしいものと映っていることだろう。
個人的に、また理事会メンバーとともにいろいろ考えた末、管理組合の管理費から町内会会員10名分とその他費用として総額8万円分を供出することを考えた。この案を町内会の役員会に提案し、論議した。結果は今のご時勢(新しくマンションなどを建設する場合は管理会社が全世帯の70%程度の人が参加するとして町内会費を納めないといけないというような市のルールがある)では額が少なすぎるとして町内会側から拒否された。議論した結果、町内会長より「会員数が少ないという事情もあるので、15部を廃止し、8部に組として編入したらどうか」という提案がなされた。町内会の幹部会ではその方向で話をつけることとなった。役員改選が行われる2月頃までには町内会の場で、提案・承認となることになった。なお、マンション管理会社には町内会長自ら出向き、新しいルールに従った費用を要望することになった。
新年の7日に町内会に参加した所、町内会長から定例会に提案がなされた。「15部を廃止し、現会員は8部の6組として編入する。」という提案である。私の所と同じように会員数が減少した3部と4部は統合した運営がなされているという話も出た。どの部も会員数の減少と役員のなり手がいないということには苦労されているようだ。議案の承認がなされた後、町内会長にお礼を言うとともに8部の高橋部長に編入のご挨拶をした。私がマンション理事の2年間の間にようやく決着がついたことになる。
この結果、マンション理事会の理事が町内会に出ることはなくなった。後は現会員の中から組長を決めて、細々ながら町内会との繋がりを続けていけばよいことになる。それにしても人間関係が希薄な世の中になったものだ。当マンションの貧弱な防災体制などを考えるとつくづくお年寄りなどの弱者が住みにくい世の中になったものだ。関東大震災並みの地震が発生した時、高齢者の安否確認をどうするのかと改めて提議する必要がありそうだ。
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