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【明石邦彦のつぶやき】交通渋滞下でもコブ拾いでスッキリ |
2023/9/21 |
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敬老の日がくついた3連休が始まった。初日に若い人たちとコブ拾いに出かけた。あまり虫取りには興味がなかった人も初めて参加するので、コブ拾いのコツなどを書いた文書を渡し、視覚的な支援に努めた。AM5:30に我が家を出発し、海老名経由で高尾にむかった。東名も圏央道も渋滞が続き、目的地に到着したのは10時を過ぎていた。到着時間から考えると3時間程度の遅れであった。現地に到着して、改めて取り方のおさらいをした。マルバダケブキの枯れ葉の下に網を差し入れて葉を激しく揺すり、網の中にフジコブヤハズを落とすことを理解していただいた。後は笹藪の中にあるマルバダケブキの枯れ葉を熱心に掬うことになる。3時間の渋滞にはまったので、菅原さんがペンションスズランのインスタグラムに投稿している画面を紹介し、盛り上がった。同行の鹿島さんの貯木場の姿やニイジマトラ、ヨスジハナなどの画面とともに多くの山野草の投稿を見ながら来年度の山行きへの話となった。6人でのおしゃべりで渋滞のイライラはどこかに行ってしまったようだ。
メインの砥山林道の入り口にはたたき網を持った人が何人も集まり虫を捕っていた。フジコブヤハズを狙っているのかもしれないが、マルバダケブキを探しているようには見えなかった。気にせず林道を駆け上がった。我がチームの若い人たちは思い思いにクマザサの藪漕ぎをしながらコブ拾いである。私は急坂が苦手でなかなか脚が動かない。バランスがしばしば崩れ、ゼイゼイと息が切れてきた。このような場所は皆さんに任せることにした。若い久保田さんに「とれましたか」と聞くとすぐに「これですか」とフジコブヤハズを見せてくれた。普通なら「とりましたー。」と叫ぶものだが、冷静であった。もっとも若い及川さんも元気に藪漕ぎをしている。何でも木曜日にモンベル製のズボンを仕入れてきたそうだ。皆さんはアザミや野バラのトゲと戦いながら元気に掬い回っている。この場所でとっていると3人ほど新たなメンバーが加わったので、途中で打ち切り、林さんが開拓したダム湖の急坂に移ることにした。比較的に平らな場所で、私は2匹ほど採取してスズランでの昼食になった。女将さんとの会話で「来月の半ばが最終です」と伝えた。また、おかみさんから裏庭で取れたインゲン豆とトマトをいただいたが、併せて来年用の卓上カレンダーをいただいた。家に帰り、見てみるとオオトラやヨコヤマヒゲナガのカミキリ類とクワガタ類の自家撮り写真が掲載されるとともに、夜間採集用に月の満ち欠けが表示されるカレンダーである。気に入ったので、次回に行く人にはこれをお土産にしよう。
今回の採集行は途中からフジコブヤハズを生きたまま持ち帰ることを思いついた。オオトラに卵を産ませる館長の思いを考え、採集したフジコブに産卵させてみようと考えた。産卵用に落葉松の枝を拾い集め。またマルバダケブキの枯葉も持ち帰ることにした。私は2匹採集した後、虫取りは皆に任せて産卵巣作りの材料集めに奔走した。法人の建物の横にカブトムシ用の箱があるので、それにセットすることを考えた。次回も生かして持ち帰り、産卵孵化にチャレンジしてみよう。最初の6匹が産卵箱にご入場である。来月は何匹が入場できるかな。
写真:1.2.カラマツ林の中のマルバダケブキを相手に奮闘する若者たち 3.カラマツの枝とマルバダケブキの枯葉(産卵箱) 4.産卵用のフジコブヤハズ
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