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【明石邦彦のつぶやき】今日はテンションが高いね |
2023/6/21 |
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今日は2か月に1回の前立腺肥大の検診である。雨の中、途中休憩をはさみながら病院にたどり着いた。受付を行い、朝の検診が始まった。私は尿と残尿量の検査があり、その後の先生の問診がある。先に女の人の問診が行われていた。「そうするとそれはあなたの考えでしょう!」という威圧的な先生の言葉が続き、女性との問答が交わされていた。今日はなんだか先生のテンションが高いなという印象である。どんな質問で先生は声を荒げたのだろうという疑問がわいた。その後は老人の男性たちの面談が行われて、私の番が回ってきた。
「経過はどうですか?何かありましたか」という先生のいつもの質問である。そういえば前々回、尿の中に細菌が混在していることを言われたことを思い出した。1か月前に京町診療所で結石の診察(尿の検査)を受けた話をした。まず、「右の腰が鈍痛気味で、結石のような痛みを感じたので、診察を受けました」と。先生からは「尿の検査の結果では血液の痕跡がないので、腎臓結石ではありません。」とのことでしたとお伝えした。「なお、私は結石の兆候だと思うので、水をたくさん飲むようにいたしました。その結果、3日間ほどで痛みが取れました」という話をした。「それはあなたの見立てですね。医師の検査結果からの判断とは違いますね。どこの病院で検査したのですか」となんだか居丈高である。「京町診療所でやりましたけれど」と返答し、しばらく声高な問答が続いた。先生は私の発言が医者の見立てを尊重しないと捉えて、テンションが上がっているのかなと思った。
私は尿の検査で細菌がいることがわかり、抗生物質を処方されたことを言いたかったが、先生からの次から次の質問で、その対応に汲々である。その後、先生から「結石の兆候は患者さんの方が敏感なようですね。何年か前に一度経験されたのですか」という話となった。ようやく先生も落ち着かれたようだ。「10年ほど前に七転八倒の苦しみを味わったので、もしかしたらと思って、医者に行きました」という話をした。その後、「結石ではありませんが、尿の中に細菌の混在が認められましたので、抗生物質を処方されました。」と伝えた。私が「今回の検査ではどうですか。細菌が混在していますか。」というと先生は「きれいなものです。」という会話となった。「なんだ。それが言いたかったのか」という話となり、お互いに診察室の外まで聞こえるほどの大笑いとなった。
その後、先生は前立腺のCT画像を見ながら「結石は認められないですね」とか、「結石が出るときに尿道とかを傷つけると血が出るので、赤血球の増加で判断できます。」とかの話になり、診察は終了した。次回は8月14日で、検査はなく、問診だけである。なんだか大変緊張した時間を過ごした。今日の先生はなんだかテンションが高いな。なにか面白くないことでもあったのではと思ったりした。
結論として、その人の発言が終わるまで聞かないと軋轢という無用な時間を過ごすことになると反省した。そして、今の上皇様が皇太子の時に味の素の研究所を訪ねられた時の態度を思い出した。皇太子は研究員の説明を最後まで聞き、それから質問するのは相手を敬う態度の表れであると思った。さてさて、私は部下の言うことを最後まで聞くことなしに、矢継ぎ早に質問したりしていないか、わが胸に問うことが必要であると思った。「人の振り見てわが身を正せ」である。
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