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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】突然の別れ 2023/2/22
 突然の別れだった(1月28日)。いまだ原因ははっきりしない。私の頭は整理できずにボーとしている。仕事のことが原因(業績は堅調)なのか、酒の飲み過ぎで起こした騒ぎが問題なのか、果てはプライベートな金銭問題があるのかはわからない。彼は何も伝えずに旅立ってしまった。1月24日に川崎大師で購入してきた達磨の裏側にどのような言葉を書くか話し合った際、彼から「健康」という提案があり、記入したのに。なんてことだ!彼はヘルパー事業のサービス責任者であるし、管理者でもあった。中核の存在を失うことは事業にとっては大きな痛手である。
 ある人に彼の訃報を伝えたら返事が返ってきた。「人の抱えているものを他者は知りえない。深さを降りていくこともできない。ただただ、彼の冥福を願うばかりです」。
 私は「そうなんだよな―」である。人の心の奥底までは見られないことを実感した。
 次の週からさっそく警察の調べがあり、兄弟の訪問もあり、あわただしい1週間だった。その後、横浜で火葬にし、最後のお別れを行った。故郷の岐阜への帰宅はさぞかし残念なことだったろう。本人は「障害者を支援することは天職だ」と言っていたので、誠に残念だ。
 さりながら、法人にとっては後任の選定や事業の継続が大きな問題となった。早速、横浜市より後任が決定したのかの問い合わせがあり、早く決めないと事業の休止届の提出が必要であると伝えられた。管理者の決定は速やかにできるのであるが、サービス提供責任者は他の部署から手当てしなければならない。現在従事している業務から外さねばならないので厄介だ。人材に余裕がない組織では引継ぎとかですぐには対応できないと考える。残された人たちで穴埋めを行わなければならないが、2月、3月のシフトの組み方には工夫が必要だ。といって、残された人に負荷をかけると組織は疲弊してしまう。必然的に人が足りないのであるからヘルパーとしてのサポートに一部キャンセルが出るのもやむえないことと思っている。順次人を増やしていく方針だが、年度代わりまでは耐え忍ぶしかないだろう。行政が事情を理解してくれるかどうか心配だ。影響を受ける当事者と利用者には緊急事態もありうることを伝えたが、様子見である。期末であるので、柔軟に対応するつもりだ。3月から引き継ぎを始めるように当事者には伝えておこう。また、新規採用も考えよう。2年後には地域活動支援センターは生活介護事業に衣替えする予定なので、あらかじめ人材募集も必要だ。期末はいつも忙しいのに、更に輪をかけて忙しくなった。
 かくして、2月17日に川崎市と話がつき、4月1日付の人事異動を覚書にし、手続きを開始した。これで一安心である。ようやく理事長のつぶやきを再開できそうだ。まずは書類提出が済む21日で一区切りである。

写真:Aさんの机を飾るお花とお菓子(2月16日)


   



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