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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ワクチン未接種の人への対応 |
2023/1/24 |
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第7波でコロナ感染された方(ワクチン未接種)から疑問が呈された。その方は「1,2回目の接種を受けていない人は従来株を接種しなければならないと厚労省指導があります」と川崎市のオミクロン株対応の接種対象者のフローチャート(YES,NO対応図)を持ってきてくれた。私は「嘘でしょう。2価ワクチンを打てば武漢株、オミクロン株どちらにも対応がとれて効率的で、効果的だよね。初めての人にとっては副反応が強く出るためにひとつずつクリヤーしていきなさいと指導しているのかな」と返事した。厚労省のお役所仕事だなと思いながら釈然としない自分がいた。
そこで、ネットで「ワクチン未接種の人が従来ワクチン(武漢株対応)から始めなければならないのはなぜですか」と長い文章を打ち込んで、調べてみた。当然ながら答えとならない案件がたくさん出てきた。その中で横浜のQ&Aの項目を一つずつチェックしていくと思わぬ答えが示されていた。示された回答を以下に示す。
オミクロン対応ワクチンは現時点では追加接種として臨床試験が行われており、追加接種の用法のみで薬事承認がなされています。今後、新たなデータが得られれば、1,2回目接種の用法も含めて薬事法の承認がなされることも考えられますが、現時点では薬事承認に基づき1,2回目の接種としては使用しないこととされています。
この文意から追加接種のみの用法で薬事承認されていること。また、初期から使う用法で
薬事承認されていないから使えないことが明らかになった。まさになるほどである。
このように説明するとその方は納得されるであろうが、オミクロン株に感染した人は従来ワクチンを接種する必要はあるのかなと疑問が湧いてくる。
あらためて、武漢株の特徴として感染力は弱いが、肺に入り、毒性が強いと認識する。しかし、オミクロン株は感染力が強く、喉などに留まるので、重症化はないようである。感染速度の違いから考えると武漢株は淘汰されることになる。しかし、武漢株が変異し、感染速度が速くなると危険な存在になるが、このような兆候はない。このままでは淘汰されると予想されるので、懸念することはないのではと思う。
そのように考えるとオミクロン株に感染した人は抗体が持続している限り、武漢株のワクチンを打つ必要もないように考える。季節に応じて発症するオミクロン株の亜種に対してその都度ワクチンを打てばよいことになる。また、製薬会社も現在の2価ワクチンを追加接種ではなく、最初から打てるように知見を集めて薬事申請すればよいことになるが、手間がかかり面倒と思うだろう。むしろオミクロン株の亜種に備えてワクチンを作った方が効果的だ。
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