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   【理事長 明石邦彦のつぶやき】第8波のコロナ感染でわかったこと | 
   2023/1/12 | 
   
 
 
 
  
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          第8波の発症者が増えてきたので、ワクチン接種とコロナ発症の関係を調べるため利用者・支援者あわせて調査してみた。現在集まってきた事例からどのような結果が引き出されるのかが興味深かった。 
 日中支援事業の「ぞうさん(ZO)」とグループホーム(GH)の利用者34名、職員17名、総計51名のデータである。51名はほぼ第3回目の接種までは受けたが、接種後の副反応がひどいので、第2回目までの人が一人いる。なお、第4回目の接種について9月20日以前のワクチン接種は武漢株対応となり、9月20日以降は2価ワクチン(オミクロン株対応)と区別して考えた。 
 まだ、第8波が収束したわけではないが、11月から1月6日までの約2か月での期間に区切って調べてみた。なお、第8波は現在も影響が出ており、連休3日間以降も感染者が出ている。そのため、感染率はさらに上昇することだろう。 
 結果として、総計51名のうち第8波感染者は12名であり、23.5%の感染率であった。なお、4回目のワクチン接種は第7波と第8波が間をおかずに発生したことにより接種のタイミングを外した人が多い(15人)ことも付け加えておく。 
 
 そこで、3つほど興味ある知見が認められたので、報告したい。 
①第7波に感染した人の中(20名)で、第8波で感染した人がいるかを調べたところ 
感染者なしであった。  0名/20名=0% 
②4回目のワクチン接種をせずに、第8波に感染した人を調べてみるとZOは10名中5名が感染した。GHは5名中4名が感染した。4回目のワクチン接種しない人の感染は総計すると9名となり、感染率が60%となった。現在発症していない人もこれから発症する可能性は高いと考えるので、更に感染率は上がると考える。警戒が必要である。 
③4回目のワクチンは2種類である。8月から9月にかけて接種した人は従来の武漢株対応のワクチンである。9月20日以降(厚生省秋接種開始の告知)の接種は2価ワクチン(オミクロン株対応)となったので、区別して検討した。 
武漢株接種では8名中1名が発症。2価ワクチン接種した人は20名で、2名が発症したことになり、すり抜け率(免疫逃避)は3名/28名=10.7%であった。 
 
(考察) 
 いずれにしても第7波で感染した人は第8波ではだれ一人発症した人がいないことは特筆すべきものである。抗体が残存していたことになるのではないだろうか。また、4回目、5回目のワクチン接種した人でも約10%の感染があり、コロナの免疫逃避現象であることが分かった。武漢株を接種した人は8月12日の接種で12月31日の発症であるので、免疫逃避というより抗体が激減していた可能性も高い。なぜなら、抗体の残存は6か月で10%以下という報告もある。しかし、2価ワクチン接種の2名は11月下旬の接種で、発症は12月23日と26日である。抗体は1-2週間でできると言われているので、免疫逃避での感染と思われる。このデータから考えるとワクチン接種はかなりの効果があるが、絶対的ではないともいえる。
     
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