トップページ
最新記事一覧
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
|
|
|
|
【理事長 明石邦彦】年頭のご挨拶 |
2023/1/1 |
|
|
|
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻はまだまだ解決の糸口を見つけ出せないまま続いています。中国では共産党の全国代表大会で習近平1強体制が確立し、アメリカの選挙ではトランプの起こす「赤い波」があり、独裁または全体主義を志向する指導体制が着々と進行しているようで、過ごしにくい世の中になることが予測されます。このような時代になることでこれからの世界がどのように変化するかは、読みにくいものです。また、ここ2-3年ほど世界で流行したコロナは季節性(春、夏、冬に流行)があり、ワクチン接種が重要なことがわかりました。ワクチンも従来とは異なる画期的な手法(mRNAワクチン)が開発されました。要請に応じてすぐに2価ワクチンなどとして世の中に提供されるので、これからの世の中はロックダウンもなく、落ち着きを取り戻すことと思われます。さらにコロナの実態が分かれば、コロナは感染症分類の2類から5類へ位置づけられ、インフルエンザ並みの扱いとなると思われます。コロナ禍の影響もありますが、日本経済は相も変わらず地盤沈下の状態が続いています。長らく続けてきた金融緩和策の影響で利上げもままならず、円安のために輸入コストが大きく膨らみ、赤字の大きな原因となっています。日銀総裁の首のすげ替えが望まれますが、次期総裁になられる方は苦境突破のために英断が必要となることでしょう。なんでも長くなると問題が生じるものです。政治も一党独裁のごとく、アベノミックスが7年続くと気の緩みや腐敗、旧統一教会の汚染などロクなことはありません。理事長という在任期間が長い私自身にも言えることかもしれません。別に悪いことをしたという認識はありませんが、後継者を決めきれない大企業の例にならないように努めたく思います。
さて、昨年の法人運営はコロナ第7波の影響をまともに受けました。特にグループホーム(GH)の運営は大変なものがありました。ブルチェロの新店舗開店とともにGH「みやこ」は垂直的な立ち上げを目標の一つにしていました。しかしながら、新設した「みやこ」はコロナ第7波の影響を受けて、開設が1か月遅れの10月となりました。また、新しいメンバーは7名全員が揃わずスタートしました。新規利用者の特質を理解するためには時間が必要であったので、7名が新規利用者では支援者にストレスがかかり過ぎただろうと猛省しています。なお、クラスターの発生でシフト作成に難渋したことはありますが、支援者・利用者のご協力により乗り切った感がします。おかげさまで事業の方は大きなマイナスもなく、まずまずの運営であったと申せましょう。今後は「みやこ」の堅実な立ち上げが課題であると思いますので、知恵を絞りたく思います。
とは言いながらも北海道から始まったコロナの第8波の影響が強く出る正月になります。川崎も東京並みに10万人当たりの週の感染者が700人を超す結果となり、当法人でも利用者3名、職員1名が感染しました。コロナもBA5主体から亜種にだんだん切り替わっておりますが、東京都と神奈川県の感染速度が第7波に比べて1/3以下であるのは抗体保持率が30%以上であるからと考えます。このことから考えると従来の予防対策と2価ワクチン接種の重要性が示唆されます。いずれにしても後遺症のこともありますので、コロナに罹患しないように警戒を強めることは必要です。
さてさて、まだ来期の目標を示すには至りませんが、次のようなことを考えています。
①先ずは氷山モデルやABC分析を通して支援の質を高めたく思います。本音の対話で他者(利用者&支援者)を理解し、真因を掴んだ支援策を練り上げたく思います。
②「みやこ」やブルチェロが立ち上がり、2年目を迎えることになりました。そこで、地域との関係性をより深めたく思います。地域の住民の方を巻き込み、「地域に生きる」の実践の場を作りたく思います。就労も長時間ではないけれど短時間の手伝いとかで商店街の人たちを巻き込んだ大きなうねりが作れればと思います。
③高齢化した3役は最後の一期(一人)となります。後継者の育成のために行政との良好な関係づくりに励みたく思います。なお、一番大切なことは職員自らが仕事の意味や重要性を理解し、それぞれの場でリーダーシップを発揮することが大切と考えます。今年度は目標管理を指向しますので、個々人はそれぞれの立場で役割を担い、組織の力を高めるとともに自らは成長していただきたく思います。
今年はウサギの年です。ピョンピョン飛び回り、自分の個性を発揮していただきたく思います。成長とは挑戦することです。それには学習する組織、共感する組織、そして自走する(新しい価値を創造するとともに自己成長する)組織を目指します。個々人の考えが反映され、集団的知性の創出に繋げられればと思います。いずれにしても組織は一人では変えられないものですが、何人かの人たちが影響の輪を広げて、明るく、のびのびした集団を形成してほしいものです。10年後の自分は、成長を重ねて、何をしているのかを考えて見ると楽しくなります。明るい未来に向かって確たる一歩を刻みましょう。
|
|