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【理事長 明石邦彦のつぶやき】第8波の到来か |
2022/11/14 |
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この夏は第7波の影響でグループホーム(GH)ではクラスターが発生し、大きな影響を受けた。秋口となり、コロナは収束の方向に向かったと思っていたが、ここ3週間のデータを見ると東京・神奈川は漸増の傾向である。今年の冬はインフルとともにコロナが発生すると予測されるためにワクチン接種の準備をする必要に迫られた。幸いにコロナワクチンはオミクロン株も対象とする2価ワクチンが開発され、準備されているので、いつ頃接種するかのタイミングを考える必要性がでてきた。
いつもはコロナのピーク予想と抗体産生期間を加味して、接種時期を考えているのだが、このような漸増傾向を見ると急ぐ必要がありそうだ。そこで、いつもの病院に第5回目の接種のために電話予約を申し入れたところ家族3人ともに11月25日の予約が取れた。私の考えでは1月末に感染ピーク来ると予想していたので、12月初めまでに打てればよいと考えていた。少し早いが予約が取れたことに感謝すべきだろう。これから計算すると抗体は12月中旬には体内に産生し、年末の流行の兆しには間に合いそうだ。また、東京都の福祉健康局のゲノム解析データによればコロナウイルスの種類はBA5及びその亜種で約96%を占めており、マレーシア発のXBB株や欧米発のQB1系統の比率は低いようなので、オミクロン株のワクチンで抗体を作っておけば流行時期に十分対応できると考える。また、万が一すり抜けられ発症したとしても軽症で済みそうだ。ただし、新規の株が海外から持ち込まれたとすると毒性を判断した対応が必要となるだろう。
私が考えた接種タイミングを支持するような報告が医療ガバナンス研の上理事長さんから示された。興味深いので、取り上げてみた。
結論から言うとすでに3,4回目のワクチン接種を済ませているのなら感染が本格化した段階で打てばよいとの話である。
詳しくは昨年の第6波のピークは2月9日であるので、その前後2か月の間、ウイルスに対応する抗体を持っていることが重要で、ワクチン接種の時期は11月末から12月となると推測されると述べられた。ピークは想定であるので、現実の第8波のピークがどう出てくるかである。ただ、北海道では7000人を超える感染者が出ていると考えると早めの接種が必要そうだ。ただ、抗体は何か月も持続することはないと思われるので、感染のピークの読み込みが必要に思う。特に高齢者は接種2か月後には抗体は1/10に下がると言われているので、その点が心配事項となる。年寄りには過酷な冬が近づいているということか。
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