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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】第2四半期を終えて 2022/11/11
 10月26日に第2四半期の理事会を開催し、7月~9月の事業業績について議論した。この3か月はコロナの第7波の影響をまともに受けた時期でもある。今回はオミクロン株BA5の感染の速さに驚かされた。7月の3連休を挟んで、グループホーム(GH)で一人感染者が出ると2日後には全員に発症するというほどで、あっという間の感染であった。GHでは他のGHでもクラスターが発生し、GHの支援者6名、利用者9名の罹患であった。9月初めまで感染者は出たが、秋口を迎えるにつれて収束する方向となった。
 さて、事業の方はコロナ感染の影響が出て、短期ながら多くの離脱者(感染者と濃厚接触者)が出たが、病状は軽症で大事には至らなかった。また、業績の方は大きな影響にはならなかった。昨年の年間実績に比べて半期の結果であるが、それなりの改善が図られたようである。支援者の方並びに利用者の方には感謝である。また、理事会での質問に対しても担当者からの改善理由説明も論理的で、個々人の成長が感じられた。これからも課題を掘り下げてしっかりした対応をお願いしたいものである。答弁する事業責任者は以前と変わり数値での説明も板についてきたように思う。理事会のQ&Aは明確となり、中途半端な議論ではなかったので、終了後に纏める議事録もあまり時間をかけることなしに書き上げられるように思う。冬を迎えるとコロナの第8波がきそうであるので、これまでの苦い体験を活かして対応したいと考えている。
 理事会の議論の中で、大石監事(弁護士)より質問があった事故報告書のことが印象的であった。議論の中から支援者の虐待のレベルについての考え方と弁護士さんの法律解釈との違いから見直しが必要と考えた。当法人は虐待と思われる事柄は細かいことでも行政に報告しなければと思い、丁寧に対応している。しかしながら、行政から「組織なりの考え方は?」などの質問が出てくることは「行政へはもう少し重大な案件を出してほしい」という表れなのかもしれないなと思った。なんだか、行政から提出する基準をはっきりさせてほしいという要望なのかもしれない。我々支援者は虐待と思われる案件については幅広く考えるものだ。我々は常にグレイではと考える習慣がつけられており、小さなことでも取り上げて報告する。しかし、弁護士レベルでは法律という基準で判断されるようだ。事故報告書として添付された「おでこパッチン事件」は一つの虐待案件だとして行政に出したのであるが、事故報告として処理された。大石先生は法律的には怪我する恐れ、危険がある行為が虐待と考えられるので、今回のケースは当てはまらないということである。いずれにしても虐待委員会で判断基準を明確にしていただくつもりだ。また、日常気にかかるハット・ヒヤリは事業部ごとに毎月まとめて提出してもらい、日頃からの虐待の芽を摘み取る感度を上げていく必要性はある。まずは虐待委員会の月一度の会議が充実されることを願っている。





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