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【理事長 明石邦彦のつぶやき】国葬で注目を浴びたが・・・ |
2022/10/7 |
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私は今回の安倍元首相の国葬には反対で、自民党葬ではよいのではと以前書き記した。そのため、国葬には興味なかったし、TVでの中継も見ていない。次の日の新聞を見ると菅前首相の弔辞が話題となり、評判となっていた。なんでも、亡くなった安倍元首相の読みかけの本から引用されたらしい。明治の元勲である山県有朋が伊藤博文の死を悼んでの言葉だそうだ。なかなかよくできた弔辞だと世間は感心したらしい。私はこのように気が利いた引用をするのは誰か影のシナリオライターでもいるのではと思った。私と同じ考えをしたと思われるTV朝日の玉川氏が「電通が後ろにいる」と決めつけたようだ。その結果、世間から批判を浴び、大炎上である。そして、玉川氏は10日間の謹慎処分となった。私は実際にトップの人が正月号などに書く年頭の挨拶の中に気の利いた引用文章や古き時代の和歌とかの言葉が出されたりすると影のシナリオライターがいると思っている。実際にその文章が電通に依頼したものであると聞かされたこともあった。玉川さんも政治家の裏にメディアがいることを推察しての発言であったのだろう。断定するほどの証拠はないので、もう少し柔らかに言えば大炎上には至らなかったと思われる。玉川氏のいつもの決めつけるような言い方、考え方は世間受けする時もあれば、今回のように炎上することもあるものだ。放送局は彼の歯切れの良さを買っていることもあるので、謹慎期間も短いのであろう。人にはついつい目立ちたがりたいために、勇み足になることはあるものだ。
しかしながら、ある新聞にはその引用部分は安倍さんがJR東海の葛西名誉会長の弔辞に使った文章(フェースブックで発信)であると掲載された。「えっ」という言葉である。報道が正しければ安倍さんは自分が葛西さんに贈った言葉で、菅さんから送られることになる。なんという皮肉であろうか。管さん自体も弔辞に使われたと知る由もなかったのであろう。自分と安倍さんとの間柄から泣かせる落としを考えて作った弔辞なのであろう。一応この言葉で世間の評判を勝ち取った形であった。ただ、前に使われた文章である。このように元の文章から抜き取って、如何にもオリジナリティがあるように思わせることは剽窃というらしい。私に言わせれば使い回しのコピペの一種かと思ったりする。私は論文で報告する時はオリジナリティが大事なので、文献検索などで確認をするとともに、引用文献などとして比較対照する癖がついている。総理などの役職では官邸などがチェックするし、ライターに書かせたとしても、その文章を読み上げるのがトップであるからライターの存在は消えるものだ。そう考えると今回の弔辞はシナリオライターがおらず、誰かの文章を引用したという認識もなかったことを考えると管事務所ではチェックする機能もなかったことになる。所詮こんなことなのかなといたく納得した。作り上げられた評判の底の浅さを理解した。これでは元統一教会が深く食い込んでくるはずだ。
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