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【理事長 明石邦彦のつぶやき】エリザベス女王の国葬 |
2022/10/5 |
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エリザベス女王がなくなり、間髪を入れずに国葬が行われた。葬儀の厳粛さをNHKで窺がうことができ、女王の徳の高さを垣間見ることができた。日本も上皇陛下の代わりというべく、天皇・皇后両陛下が参加され、間近に女王の偉大さを体感されたことだろう。私は1時間半くらいTVにくぎ付けとなった。BBCの放送であるので、ロイヤルファミリーを中心に撮影されていた。天皇陛下がどの位置にいらっしゃるのかはよくわからなかったが、各国の首相や大統領が映し出される映像を見ると多くの国のリーダーが参列していることがわかった。
最初から見ていたが、ウエストミンスター宮殿から寺院迄、棺の後にロイヤルファミリーが続き、一人一人のお顔を確認できた。寺院内の式も十字架のように人々が並び、荘厳な式となった。96歳まで70年近く女王として立ち振る舞ってきた人の葬儀を見守ると英国の式であるのに、私は心穏やかではいられなかった。その後、棺はウインザー城に移されるのであるが、1時間半程度におよぶ英国式の国葬の荘厳さを味わうことができた。英国ではこのような事態が起きることを想定し、何年も前から周到に準備されてきたのだろう。国民のために力を尽くしてきた女王であるので、敬愛の念が国民に根付いている証でもあろう。それにしてもロイヤルファミリーが棺の後を歩む距離はいかばかりのものかと感心した。私なら、脊柱管狭窄のため、途中でリタイヤーである。それにしても車いすでの参加は許されるものなのかと思った。高齢の人が歩むにはかなりの距離がありそうである。
それから、葬儀費用も13億円程度というが、荘厳さから考えると簡素で優美とも考えられた。逆に、我が国の国葬はどうなることやらと思っている。我が国の国葬は暫定的ではあるが、16億円と発表された。前例から考えるとこの程度の額では済むはずはないと考える。後だしで、金額が大幅に上回ったときに内閣はどんな言い訳をするのだろう。
さてさて、国葬の何たるかを知った日本人の目に故安倍首相の国葬はどう映るであろうか。反対が多い中での国葬強硬は家族にとっても喜ばしいものとはならないだろう。トップは邪な、小さな思惑で走ってはいけないことが今回の大きな反省であると思う。国民に分断された感が漂うのは国葬の基準などが国会で議論されなかったことが原因だ。在位が長いだけで、リスペクトを感じさせない人を歴史はどう評価するのかな・・・。
画像:1.女王の国葬 2.ウエストミンスター寺院
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