社会福祉法人 あおぞら共生会
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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】仏壇の到着 2022/9/26
 我が家は65m2(3DK)の2室(701,702号)を使い、3人が居住している。もちろん隣り合わせの構造であるので、ベランダ側のヘンスを外して自由に通行できるようにした。しかし、大雨の時はベランダ側の通行でずぶぬれになるときは玄関側の通路を使って行き来することにしている。こちらは鍵をかける所作があるので、不便さはある。
 さて、2室の中で、使っていない部屋(6畳と4畳の2部屋)には荷物が多く詰め込まれている。断捨離でもしなければ空間を開けることは出来ないほどの荷物である。
 このような状態の時に、妻からの申し出でがあった。妻の実家の財産処理で浮上した問題である。「弟たちが実家の仏壇や父の叙勲関係の品を引き取らないので、困っている。我がマンションに引き取ってよいか」という打診があった。私は「あなたの実家の仏壇は大きいので、マンションの部屋に入れるとなると寝る場所がない」と言ってすぐに断った。なにせ妻の兄弟には長男、次男もいるし、それぞれが大きな家で、部屋も広いので、どちらかに引き取ってもらうのが筋ではないかと思った。長男、次男のどちらも引き取らないならば処分すべきと考えた。つまり我が家系が引き取る必要はないというのが私の考えである。
 兄弟3人で話し合った結果、長男、次男は引き取りたくない主張するので、やむなく妻が引き取ることになった。なんでも不動産屋が一時的に事務所で預かり、それを9月16日到着で福岡から川崎に送るとのことである。妻が「あなたの部屋(6畳の和室)で一時期預かってください」とのことであった。私は筋の通る話ではないと憤ったもののそのような次第で受け取らざるを得ないはめになった。いずれにしても引き取るとしたらどこに置くべきかを考えねばならない。とにかく、私が寝ている6畳の和室に仏壇を持ってこられると困る。何故なら夜のことを考えるとよい気持ちはしない。夜に何かが出てきたらとか、金縛りにあったらとか思うと何としても空間を生み出す必要がある。粗末にはできないものだから我が家の断捨離を実行してどこかに空間を作り出すしかない。粗大ごみや荷物があふれた6畳の洋間に設置することを考えた。
ちょうど徹之がコロナにかかり、私も濃厚接触者としての休みをもらうことにしたので、その時に思い切った断捨離に取り掛かった。いちいち妻と相談しながら整理するとモノゴトのスピードは上がらないので、私の価値基準で衣装の片付けから始めた。私のコートや背広、シャツ、ズボンなど思い切って捨てた。また、一部残っていた妻の洋服も着ないものとして処分した。さてさて、一番の問題は文書である。私は博士論文の関係の書類は思い出として残した方がよいとして、それ以外は処分した。仏壇と同居するのは勘弁と割り切ったので、結構簡単に断捨離ができた。しかしながら、妻の文書が問題である。段ボールに9箱分と大きなトランク(石油20L容器が4本入れられる)の3個分と机の下に積み上げられた資料である。講演会の資料や徹之の養育関係の資料、あおぞら共生会の立ち上げからの資料など膨大な量である。早速、文書整理に取り掛かった。9月10日の土日にかけてこれらの荷物をまとめる45Lの袋が12個出来上がり、月曜日に処分した。また、文書を中心にまとめると重い荷物が8袋でき、木曜日に処分した。未処理のものをリビングに運ぶとトランク3箱と段ボール4箱となった。断捨離を始めると埃を吸った肺は調子が悪いし、脊柱管狭窄の腰も負担がかかりすぎでおかしくなった。本来、濃厚接触者は安静にして罹患しないように注意を払うべきだと思ったが、背に腹である。このような努力によって6畳の洋室に空間ができ、仏壇の設置場所を生み出すことができた。ただ、私の和室には妻の鏡台が付加されることになった。そして、16日に業者が来られて、仏壇は無事に設置された。仏具も設置できたので、毎日線香をあげ、孝養を尽くすことは出来るだろう。
 お願いした妻は猛烈な断捨離の結果には驚いたようだが、3連休の2日間は観劇に出かけたようだ。なんたる矛盾である。リビングにある妻の資料はいつになったら片付くことやら心配だ。





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