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【理事長 明石邦彦のつぶやき】BA5の蔓延でピンチだ! |
2022/8/18 |
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東京都を中心とした1都4県ではコロナが蔓延している。全国で見ても20万人を超す感染者である。あまりの数の多さに「救急車が来ない」、「保健所がパンクだ」、「医療機関がひっ迫している」という情報からいろいろな人たちがものを言い始めた。「コロナ感染者の総数把握をやめよう。」「2類から5類に格下げしよう。」とか世の中は喧しくなった。私は総数把握をやめたらコロナ感染の動向がつかめないことと次の手を打っても効果がはっきりと出てこない(わからない)ことから何をいまさらという気持ちだ。また、2類から5類への切り替えも特効薬もないのに何を言うかである。
これらについては第7波襲来以前にしっかりと論議すべきことで、病棟がひっ迫しているから考えようでは全くのお角違いだと思う。もともと、保健所や病棟などへの予算の削りすぎが問題で、ある程度の要員を抱えるべきだったと思う。合理化が行き過ぎるから問題が露呈すると考える。AIでも入れて検査情報収集や患者の隔離機能が数段と上がった状態(生産性が2倍とか)なら認められる話であろうが、そんな手は全く打たずに合理化したツケであると思っている。
さて、コロナ蔓延の状況であるのに、政府としては無策である。岸田内閣は聞く耳ばかりで実行を伴わない。様子見ばかりで、おためごかしのBA5対策強化宣言など述べているが、役に立つ話ではない。お題目を唱えても問題は解決しない。やはり、医者に早めに相談し、診断と検査でその指示に従うことが肝要だ。政府や専門分科会の対処の仕方では秋までコロナは収束しないと思う。コロナには季節性があるので秋には収束するということだ。
今回のコロナ発生時に医療(介護)関係者を早く4回目のワクチン摂取させておけばと思っている。BA5に置き換わりつつある6月にも政府としては早めのワクチン接種を打ち出しておけばよかったのにというのが私の恨みの念である。7月の置き換わり率25%となる以前に手を打っておけば職員の感染を最小限に抑えられたのではと思い、悔しい。現在、当法人のコロナ感染者は7月20日の週から急速に拡大した。特にグループホーム(GH)での感染者は利用者8人、支援者7人である。まさに、クラスターが起きてしまったのである。BA5は感染速度が速く、2日間の潜伏期間があり、発熱するようである。GHは夏場であるからクーラーを使用しており、換気の不十分さと相まっての急拡大と思う。そのため、GHの要員手配と感染者の隔離に追われた。罹患者の隔離と未感染者の隔離を同時並行的に行わなければならないので、司令塔が必要となる。しかし、司令塔とした者も感染して、確固とした支援体制が組みにくく、日替わり状態である。今ではようやく感染から回復した者が指揮を執る事態である。しかし、このような時に新株BA2.75のようなものに置き換わるとなるとお手上げ状態となるだろう。オミクロン株(BA1)に対応するワクチンも開発されたようだが、実際の接種までの期間はまだまだである。未だBA5の感染リスクは高いので、従来ワクチンで対応しなければと思っている。今回感染を免れた人も今は接種が必要だ。新ワクチンは冬の流行前での接種でよいのではと考える。政府の要職に就く者は「あーでもない」「こーでもない」と議論するより、しっかりした対策と支援をやってほしいものだ。責任感のない態度は我々を苦しめるものであることを認識すべきと思う。また、若い人達も気楽に会食して発症しているようでは介護現場がたまらない。感染者総数があがるということは当然死者数も上昇するということだ。病気もちの老人にはなおさら危険だ。
これでは新設GHの開所も利用者の面接(老人も多い)が終わらず、開所することができないと考える。秋口までにクラスターが終わらないことにはピンチである。
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