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【理事長 明石邦彦のつぶやき】寒の戻りでも虫取りの準備 |
2022/4/7 |
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桜が満開になったと思ったら急に冷え込んで、山梨のペンションすずらん(1400m)は雪景色である。また、ロッジ長兵衛(1600m)の朝の写真では20cmの積雪だとある。このようなことは珍しいことではなく、ほんの2,3日で雪は消えるとのことだ。たしかに、ペンションすずらん付近の雪化粧はお昼には道路が表れ、屋根にわずか残るだけである。やはり春は確実に近づいていると実感した。
5月からは本格的な虫のシーズンになるので、道具の準備がそろそろ必要だ。まずは虫を殺す酢酸エチルの購入をやらなければならない。残量を調べたところ約150mlである。最近の毒瓶の栓は人造コルクのために酢酸エチルの蒸発が早い。天然コルクの方が酢酸エチルの蒸発は遅いようだ。いずれにしても何回も昆虫採集に行くので、量の確保が必要だ。なお、酢酸エチルは毒劇物扱いなので気軽に買えるものではない。薬局に頼めばよいという人もいるが、私は昆虫専門店の六本脚店舗で購入している。ただこの店は雪ケ谷にあり、平日の午後しか店を開けないので、出かけるのは億劫でもある。コロナもあるし・・・。
また、必要性のあるものに6mの竿がある。ノリウツギやリョウブの花の採集では6mの竿がぴったりだ。6mの竿は最近売り出したので、1本しか持っていない。この竿は軽量で、操作もしやすいので、是非とも補充しておきたいものだ。また、11mの竿は昨年先端部がぽっきりと折れてしまった。中にラワンの棒を入れて補強をしたが、軽量の網の取り付けが必要なようだ。口径が50cmか、60cmの軽量フレームを選ぶ必要がありそうだ。高価だが、軽量で、強度のあるウルトラフレームがむし社より販売されている。これも買い揃えたいものだ。
以下に手持ちの竿のリストを示す(表1)。ずいぶん持っているようだが、6人も参加をするので、何本も必要となる。今は六本脚の竿が使いやすいので、ここ数年はこれらが主力となっている。なお、表2に示すように竿に取り付ける捕虫網のフレームは各社で重さがばらばらであるので、軽さと強度を兼ね備えたものが必要だ。概して長い竿は軽量のフレームが必要なので、ウルトラがよいと思う。長い竿を使う場合は使用するフレームはできるだけ、軽量にして竿への負荷を押さえないとぽっきりと折れてしまう。特に高い木は花にかぶせたり、掬ったりするので、折れる危険性がある。採集する樹の高さを考えると竿の長さでフレームを使い分ける必要がある。目安として9m以上はウルトラフレーム、6m以下はライトまたは志賀昆虫社のフレームで対応すべきだろう。ただ問題点はウルトラがライトに比べて高価であるということだ。
(参考)口径60cm ウルトラ11286円 ライト4828円
実際に考えてみると5月の時期だと楓の花は7m以下程度なので、6m竿を中心でよいのだが、早めに咲くミズキの花は10m近くの高さであるので、9m以上の竿が必要だ。
また、毒瓶は採集中に落とす人もいるので、買い揃えておこう。4月8日はこれら全品を六本脚で購入する予定である。
あれこれと準備をしていると心が弾んでくる。5月からは楽しい季節が始まる。
【表1 手持ちの竿の種類】
長さ m 会社名 本数
11 六本脚 1
10 むし社 1
9 六本脚 2
8 志賀昆虫 1
7 志賀昆虫 1
6 六本脚 2
5 志賀昆虫 1
4 六本脚 1
4 *志賀昆虫(茶) 3
志賀昆虫(黄緑)2
3.6 むし社 1
*4mの茶色の竿はタタキ網用の棒としても機能している。
表2 フレームと重量
口径cm ウルトラ(むし社) ライト(むし社) 志賀昆虫社
70 なし *190 なし
60 160g 175 260
50 145 155 240
*ライト70cmは製造中止。
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