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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ウクライナへの侵攻 |
2022/3/17 |
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プーチンのロシア軍がウクライナに侵攻した。アメリカが警告していた侵攻が現実のものとなった。ウクライナは必死の抵抗を続けているが、EUやアメリカが介入しない限り対等な戦いはできないだろう。制裁発動くらいで怯むプーチンではないと考える。また、これらの国が参入すれば第3次世界大戦となる恐れがある。第2次大戦以来75年以上が経過すると人間には欲望がたまり、鬱積して暴発する危険を常にはらんでいる。プーチンも権力を握って22年である。当然のことながらロシアを世界の盟主にしたい欲望はあるだろう。
さて、ロシアとウクライナが戦争する理由は私の中では明確ではない。キエフ大公国のその後を考えると、プーチンはウクライナと同じ民族だと主張しているが、大ロシアと小ロシアに分かれていることを考察すると違う民族であり、ウクライナは下僕に見られていることになる。ソ連邦が崩壊して30年を経過している現在ではウクライナは独立した主権国家と考えるし、国内では親ロシア派、親EU派もあるのは普通だと思う。国民の意思でどちらの方が自分たちにとって良いかを考える時期でもあるのだろう。ソ連が崩壊する時にウクライナには何が認められ、何を強要・義務化されたのかをはっきりさせないと紛争の根元はわからない。
プーチンの考え方によれば昔のソ連を復活させ、連邦に所属していた国を衛星国にしたいのかもしれないが、国民の自由度の問題がウクライナなどの周辺国の将来を決めると考える。例え、ロシアがウクライナを占領したとしてもプーチン死後の世界はまた元に戻るのではないか。プーチンの考えるような緩衝地帯にはならないと考える。そうなると独裁者は違った価値観で評価されるものだ。69歳のプーチンが権力を維持できても、限りがある。豊臣秀吉の文禄・慶長の役の二の舞だと思う。歴史は繰り返すというが、現状ではウクライナが消滅の危機にあることは事実である。プーチンの口から核使用がむやみやたらに言葉として出てくるのは盟主になりたいがためではないだろうか。これではごろつきや不埒者の域を出ない。いずれにしてもロシアはウクライナという農業地帯、工業地帯、不凍港を得たいがための話だったのかと考える。決してプーチンの名誉のためだけにロシアがあるわけではあるまい。ただただ、ウクライナでジェノサイトなどが起こらないことを願うばかりだ。
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