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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】グループホーム(GH)の利用者がコロナを発症 2022/2/21
 重症化しやすい病気(高血圧症、COPD症など)をお持ちの高齢利用者がコロナにかかった。利用者は夜中に熱発した。急ぎ救急車を呼び、幸病院(幸区)へ担ぎ込んだ。利用者がどこで罹患したかはわからないが、次の日の朝から利用者が通院したAOI病院(手術予定あり)及び通所先の施設に連絡する等で対応に追われた。最初は尿道の雑菌汚染(尿道炎)が原因の発熱かなと思っていた。翌朝、「コロナ陽性」とサビ管から知らされて気分が重くなった。それからGHの現場は部屋の消毒や濃厚接触者の特定などいつものように保健所と連絡しながらの対応だった。
 法人としてはヘルパーの方に続き、2人目のコロナ陽性者である。オミクロン株の感染拡大の現況から見ると誰がかかってもおかしくないように感じる。しかし、引き続きの感染防止対策を行わなければ事業の継続は難しい。また、3回目のワクチン接種の機会があれば着実に進めたく思っている。
 発症した利用者は鼠経ヘルニアの手術をするために、AOI病院と打ち合わせ、入院スケジュールを決めたのだが、すべてキャンセルとなった。COPD症であるので、入院前からたばこの喫煙も控えたのだが、何とも言いようもない結果となった。
 なお、入院後の顛末は憤慨ものであった。救急車で運びこんだ病院から次の日に「利用者が食欲もあるので、入院優先度判断スコア?の程度が4から2となり、自宅療養をしてください」との通達がなされた。GHのサビ管はハイリスクな人の自宅療養はできないとし、保健所(川崎区)と連絡を取り合った。保健所の見解ではCOPD症、高血圧症もあるので、スコア8で入院しなければならないとのことであった。まずは区(幸区と川崎区)が違うので、一端退院し、保健所が入院先を探すということで話が付いた。利用者は法人で用意した隔離部屋で過ごすことになった。38℃の熱もあり、重症化の心配がなされたので、コロナ用の薬として特例承認されたモルヌビラピル(製品名ラゲブリオ)が処方された。次の日に保健所の努力で日本医大の病院に入院できた。利用者は現在酸素吸入器をつけている。血液中の酸素濃度は92%で順調に回復しているようだ。また、濃厚接触に近いとされた3名はPCR検査し、陰性と判明した。検査キットでその後の経過観察を実施したが、陰性であるので、通常生活に戻した。このようにGH利用者がコロナとなったが、クラスターにもならず良かったと考える。
 話は別になるが、東京のある日のデータでは陽性率が40%弱で、検査数は2万件とTVで放映された。東京都は検査数を10万件にすることを目標にしているが、お粗末な検査数である。また検査キットも十分な数が出回っていないので、発症者を確実に捕まえることができないと思う。そのため、感染ピークというよりは台形型の感染者数が続くのではと思う。感染者を徹底的に追跡し、昔の陽性率5%以下の状態にすべきだと思う。まだまだ油断できない東京・神奈川の状態だ。
 どこの局かは不明だが、東大先端研の児玉先生が今のコロナの現状の話をしていた。拝聴すると現在コロナウイルスは武漢型とオミクロン型があるが、3回目までは何とか今のワクチンで効果はあるが、4回目はきかないそうだ(イスラエルの知見?)。ウイルスも進化を続けているので、ワクチンでできた抗体を逃れるステルス株が発生するとのことだ。現在主力のオミクロン株もいずれはステルスオミクロン株にとって代わられる。その結果としてコロナ禍は続き、ピークアウトにはならないと話された。新しいワクチンの開発や経口薬の緊急使用などの対策が求められるとのことであった。(正確な理解になったかは保証の限りではないが。)
 なお、政府も情報を正確に出してもらいたいものだ。私が不思議に思っている件が2件ある。
①モデルナ製剤は2倍に薄められている。
医療従事者の関係で早目にモデルナを接種した人から「ワクチンは2倍に薄められているので、副反応が軽減した」との情報があった。そのような情報は聞いていないよだ。ところがTVで河野前ワクチン大臣が今の行政批判をする中で明らかに2倍に薄めている話が出てきて驚いた。国民はみんな知らないよである。
②ワクチンの品質保証期限の6か月をいつの間にか9か月に変更した。
これも聞いてないよの話である。私が打ったファイザー製のワクチンはどのようなワクチンだったのだろう。保証期限が3か月延長となるとまさか効かないということはないよねである。厚労省が3回目は2回目の接種後8か月までに打つ計画を作ったのもワクチン不足に対応するための保証期間の延長だったのかと疑ってしまった。温度管理がきちんとされていると延長もあるのかなと思ってしまうが、しっかり伝えてよである。

 いずれにしても、政府の広報活動が非常に不足していることを感じた。困ったものだ。

写真:コロナ薬


   



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