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【理事長 明石邦彦のつぶやき】今年の年賀状から |
2022/1/13 |
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今年も年賀状をたくさんいただいた。行間の言葉添えが私にとっては大変興味あることである。この言葉の意味は何かと考えるのが楽しく、時間があるときは必ず目を通している。
今年の特徴は同年代の人たちが体の不調を訴えているのが目立った。顕著なものは歩けることができなくなり、車いす生活だとのこと。歩けなくなる理由ははっきりとは書かれていないが、脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアのような例やパーキンソン氏病などの例が多いようである。
さて、賀状の文面では元気なように書いてあり、意気軒高に思える方でも車いす生活だと書いてあり、驚いた。そして、本人の名前の横に奥様の署名があった。このことは奥様の介助があっての生活であることが読み取れた。また、蝶の写真を撮る方はパーキンソン氏病で苦しんでいるとのこと。それでは山奥での野外撮影も無理だと考えられたが、「電動車いすで蝶の写真を撮る」と仰っている。望遠カメラでミドリシジミチョウを取ることはできるが、蝶のいるミズナラの林では電動車いすは使えるだろうか。舗装された道路が林の中に整備されていないと自分が望む写真は取れないのではと考える。一度、蝶屋さんが望遠カメラで蝶を撮影されていたが、舗装されたしっかりした道路であった。ノリウツギにいるカミキリを撮影しようとされたが、近すぎてだめだとも話された。蝶は谷間の上から撮影されるのであろうが、まずはそのような場所があるかどうかが問題だ。体力のある息子さんの運転と車椅子の支援が必要なのではと思われた。また、「正月の挨拶もメールにしたいと思うので、メール先を教えてほしい」との伝言も添えてある。この方は虫友達なので、メールでもまあいいかである。なんだか車いす生活の人が急に増えたように感じた。自分も脊柱管狭窄症で歩けなくなることも考えられる。最近は間欠性跛行の傾向は強く出ているので、いずれ我が身も同じと思うことも多い。その時、同僚は手を貸してくれるであろうか?採集限界が近づいてきていることがヒシヒシと感じられる賀状交換である。
それから、「あおぞら共生会のHPで理事長のつぶやきの文書を読ませていただいている」とのご挨拶が3人ほど出てきた。エーと思った。少し内容を吟味しないといけないのかなと思ったりしたが、このまま続行しよう。少し、表現をマイルドにする必要はありそうだ。
ラストは、障害児をもつ親からの賀状である。「わが子が20歳を過ぎたので、これからの行く末をどう作るかを相談したい」や「新しい事業所にわが子が通うが、ハラハラドキドキだ。どうしよう。」との内容であった。個別の相談にはのるが、「地域で生きる」を実践してほしいものだ。最後は法人のグループホームで引き取っても良い心境でもある。でも、オミクロンの急速な感染拡大で動きが取れそうも合ない。
写真:1.舗装されてないと無理では? 2.ミドリシジミ
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