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【理事長 明石邦彦のつぶやき】アベノマスクの廃棄 |
2021/12/28 |
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倉庫に眠ったままのアベノマスクもいよいよ廃棄となる。安部さんに気兼ねしていた岸田さんもようやく重い腰を上げて廃棄と決めたようだ。批判を浴びたマスクもようやく焼却である。費やされたお金は500億円近い額となる。なんでも思い付きで始めると碌でもないことが分かる。そもそもウイルスを通過させるマスクがコロナ対策で必要とはならないことは明らかだ。地方自治体に押し付けようとしても役に立たないことはわかっているので、自治体としてもノーサンキュウである。TVで配布されたアベノマスクはどのような使われ方をしているのかをどこかの局のアナウンサーが質問していた。若い人は「無用なので、捨てた」などドラスティックな発言があったが、猫の遊び道具に使われていると聞いた時は驚いた。猫じゃらしとしての活用であった。また、新生児を保育する園では赤ちゃんの名前を書き、取り違えないように個体識別として使われている例も紹介された。私も興味があったので、さる方にどのように使うかを聞いたところ、いくつかまとめてガラス拭きにしているとのこと。ガーゼの特質上、窓ガラスの磨きには使えるそうだ。本来の機能(ウイルスを通さない)が備わってないことで、アベノマスクは無用の長物扱いである。焼却には6000万円かかるようだが、この失敗の付けは安倍さんに背負わせて政界から引退してほしいものだ。なんだか今ではリーダーとして取り残されそうなので、あせって「台湾有事」などと声高に叫んでいるが、はた迷惑である。ネトウヨばかりの賞賛では国の行く末を危うくするばかりだ。
最近考えるのは、2代、3代と続く政治屋の抑え込み方法だ。今の政界を見渡すと碌でもないボンボンしか出てきていないように思える。小選挙区制では地縁、血縁、3バン(地盤、看板、鞄)などで世襲しやすいので、大選挙区制で競わせた方が底の浅いボンボンが消えていく政治になるのではと思ったりする。もう少し学識のある人たちが選ばれるようにしなければ明日はない。
写真:いよいよ焼却!
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