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【理事長 明石邦彦のつぶやき】Try&Errorで解決の道筋を! |
2021/12/21 |
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福祉の世界では数量的に物事を捉えることはなかなか浸透しないものだと思うことが多い。利用者のある行為を改善するために色々な手立てを考えるケースがあります。しかし、前の状態を数量的に示して、試みた改善策を実施した結果、どのようにその行為の修正(改善)がなされたかを数量的に説明すればわかりやすくなるのにと思うことが多い。研究者は前もってどのような結果となりそうか、実験のデザインを考えるものです。実験する前にはどのようなことが起こっているのかを数量的につかみ、改善後の差で成果を論じるものだ。意図して試みるので、ターゲットも明確になる。人に説明する場合、言葉での表現と数字での表現ではわかりやすさに格段の差異が出るものだ。
私は利用者の不適切な行為を改善するときは氷山モデルにゲンカミ手法(げんざい、かこ、みらい)を加えて問題点を掘り下げるようにしている。そして、対処策が決まれば、策に優先度を加えてTryし、PDSCサイクルを回し、反省しながら、次々と施策を吟味する。いわゆるTry&Errorで成果を問うようにしている。出来るだけ感情的な表現を避けながら、数量で表すようにすれば成果の大きさ、小ささを理解できるのではと思っている。昔はサポート研のようにパネルディスカッションなどを通して大勢の人と議論できる機会があれば利用者視点での新しい支援策ができるのではと常々思っている。
当法人で現在行っているチャレンジングアワードも感覚的な面を強調するのではなく、論理的で、かつ数量的なとらえ方が入ってくればより進歩するのではと思うこの頃である。
画像:1.氷山モデルから解決策を考える 2.問題解決手法(Try&Error)
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