社会福祉法人 あおぞら共生会
社会福祉法人 あおぞら共生会 - 川崎市川崎区京町

  トップページ

  最新記事一覧


20221
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          


あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】奨学金の授受と返還の負担 2021/11/29
 小室さんと眞子さんが結婚してNYへ出発した。その中で、小室さんの借金問題の一つである婚約者とのトラブルが和解となった。借金の話は個人での賃借問題であるが、学生時代に受け取った奨学金の返却問題もあるという報道である。一般的には奨学金は返済が必要だが、返済不要の制度もあるようである。奨学金の付与の話は昔私にもあった話なので、興味がある。我々の時代には育英奨学金制度というものがあり、就職したら借りてきた額を分割で払っていく方式だった。長年貰い続けると返済はかなりの負担であると言われていた。現在コロナ禍で、職業を維持できるかの話もあるので、貰っていた人たちは返済に頭を悩ますことであろう。研究者のレベルではドクターコースまで進み、大学などで研究生活を続けるのであれば免除もありだと思うのだが。小室さんのケースは無理をして借りてしまったものだろうから、返済完了までにはかなりの時間がかかると思われる。小室家はまだまだ借金が多いので、生活的には眞子さまも大変だと思う。当面の間、眞子さまの預金はかなりの速度で減少することだろう。
 さて、奨学金については私には中学時代に付与の話があった。ライオンズクラブか、ロータリークラブからの話だったので、父が勤務していた太田家の会社の社長さん達が取り計らってくれたのであろう。博多大丸社長の太田清之助社長や九州勧業の太田凱夫社長の間で奨学金付与が話題になったのだろう。お二人は父(そのころ香椎中学の保護者会代表だったと同窓会で先生からお聞きした)から息子の自慢話でも聞かれていたのであろう。私が中学3年生で生徒会長を務め、成績も優秀で、福岡市の善行者表彰も受けていたので、推薦の話が持ち上がったと思われる。勧められた奨学金制度はなんでも月額3000円で、高校3年間付与され、返却は必要なしの話であった。その頃の3000円というと私が大学に入って経験した額から考えても大きな額のように思える。大学の友達と飲みに行き、支払う額は1000円で十分だったからである。また、対馬に昆虫採集に行き、宿の一泊が1000円で済み、鯛の塩焼きやサザエ、アワビ付きで豪華であった。今だと10000円程度の宿泊代になるだろう。当時は3000円となるとかなりの高額だった。この話が持ち上がった時は奨学金を貰うか悩んでしまった。奨学金をもらうということは貧乏な人の子供がお金を恵んでもらうという意識であったからだ。「明石家って貧乏なんだ。施しを貰うなんて嫌だな」と思った。逆に自分がもらうだけの価値があるのか心配であった。父は我が家の暮らしを助けるために何が何でも貰えという意向ではなく、私の意思を尊重してくれることになった。「貰うか?断るか?」としばらくは真剣に考えたものである。一番の気がかりは「奨学金を貰った人が優秀な人(世間で認められる地位)にならなかったらどうするのか。一流大学に合格しなければならないのでは。本当に自分の能力は人より優れているのか。社会に適応できない事態になったら恥にならないか、推薦してくれた人に迷惑がかかるのでは?」と心配した。また、自分の知能テストの成績は普通だ。IQが今でいうと150以上あるわけではないので、世の中で活躍するかは未知数だとか悩んだ。成人したら割り切る気持ちも出るかもしれないが、その当時は自分の才能がどう花開くかわからないので、大いに悩んだものである。そして、奨学金を貰うことが精神的な負担になると思った。結論として、最後は貰わないこととし、父親のスネをかじることに決めた。父親は会社役員をやっていたので、3000円/月位入金しないことで苦しむことはないだろう。奨学金の授受により高校生活がのびのびできないなら本末転倒だと思った。この結論は私の内向的な性格が影響しての判断だったのだろう。以来、私の頭の中は無借金の生活が自分のスタイルであると思うようになった。社会福祉法人を運営しても無借金がいいと思っているのだが。
 今では一般の奨学金制度は返却を前提としたものが多いが、企業では支援というよりひも付き入社の面も考えての制度もある。私は経営企画部の時に味の素の奨学金制度について関わったことがある。この制度は返済なしだったように記憶している。成績と大学の教授推薦で決めていたように思う。父親の収入が1000万円程度でも認められた。当時の鈴木三郎助会長が最終決定権を持つので、「親の収入が高すぎるので、はじきました」とは言えなかった。推薦されればほとんど与えていたように思う。貰った学生はどう使うのだろうと思ったりしたし、本当に入社するのは何割なのだろうと思った。さてさて、就職後の負担が厳しくないような奨学金制度があれば残りの人生ものびやかに過ごせるのにと思う。さりながら、今の人たちは自分の能力をどのように評価し、借財を完済するにはどのような手段・計画で完済しようと考えているのだろうか。Gold Diggerでは悲しい限りだ。

写真1.2.奨学金制度


 



社会福祉法人 あおぞら共生会

〒210-0848 神奈川県川崎市川崎区京町1-16-25 TEL:044-328-7363

Copyright (C) aozora All Rights Reserved.