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【理事長 明石邦彦のつぶやき】緊急事態宣言の解除 |
2021/10/1 |
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いよいよ9月30日まで続いた緊急事態宣言が分科会の承諾を得て解除されることになった。確かに東京都の感染者は以前に比べて大幅に減少していることによるともっともだと思われる。しかし、コロナ感染者は100人オーバーであるので根源を断たれたわけではない。感染者がいる限り感染者の体内で新たな変異株が再生されることも考えられるからだ。また、ミュー株の流行も考えられる。常に感染の可能性があることを自覚して対応にあたる必要がある。
さて、今回のデルタ株の減衰はどのように説明されたのであろうか。東大先端研の児玉先生のお話ではRNAウイルスの変異が原因であるとする考え方を述べられている。ウイルスは増殖するにしたがって変異を伴い、コピーミスのために最後は感染力を失い、ウイルスは自壊するそうだ。この考え方のもとになるのは1967年ノーベル化学賞を受賞したマンフレート・アイゲン(独)が提唱した「エラーカタストロフの限界」の理論に基づいた考え方とのことである。ウイルスが人間の体内で増殖する時、コピーミスが起こり、変異株が発生する。デルタ株のように増殖の速いタイプのウイルスは急速に感染拡大するが、増殖のスピードアップゆえにコピーミスも増えることになる。結果としてある増殖回数を超えると変異が原因で増殖できずに自壊するとのことだ。実際に、コロナ感染した患者がいろいろな薬の投与や抗体カクテルなどの処方の後に5か月後死亡するが、経時的にウイルス遺伝子の配列を調べられたデータが存在する。その結果、時間の経過とともにウイルス遺伝子がいくつも変異している事実が判明した。コロナ感染者が発生する限り、このウイルスは変異し続けると想定される。
このような論理に基づくと自然消滅の考え方もできるが、逆に新しい変異株を生む可能性があるということなので、感染対策としては次のような考え方になるのであろう。
まず、With Coronaでは変異株発生の恐れがあるので、撲滅の考えでPCR検査を拡大し、徹底的に感染者を洗い出し、早期隔離・早期療養に結び付けることだ。また、水際対策を充実し、新しい変異株の侵入を防ぐことだろう。今回は自宅療養者の死亡例が多かったことは誠に残念であるので、ピーク時でも医療崩壊のないような仕組みを組み立てることが重要と思われる。
いずれにしても誰が首相になっても、コロナ対策の根本に迫ることが必要であるが、議論は熟さない。いくら首を挿げ替えても根本がKY支配のために腐っていては期待できないか。
写真:アイゲン博士
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