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【理事長 明石邦彦のつぶやき】R3 秋のお祭り(フジコブヤハズ採集行) |
2021/9/29 |
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9月25日に大菩薩に出かけました。緊急事態宣言下でありますが、東京都、神奈川県の10万人当たりの感染者数も25人以下(第4ステージから第3ステージへ)の数字ですので、予定通り決行いたしました。川崎を出るときには雨が降りそうな曇り空でした。しかし、山梨の天気予報では曇りで雨が降っても1mm/Hとされていますので、コブ拾いには問題なしと判断しました。花に飛来するカミキリは雨の影響を強く受けますが、フジコブヤハズはマルバダケブキの枯れた葉の中にくるまっていますので、問題なしと考えました。東京都を通過する時には大粒の雨もありましたが、山梨に近づくと曇りとなり、笹子トンネルを通過すると晴れ間も見えてきました。今回は焼山沢真木林道、日川林道、砥山林道、上日川峠を超えて塩山側に降りることにいたしました。 シルバーウイークですので、帰りの交通渋滞に巻き込まれないようにし、早めに帰宅する予定です。何故なら徹之の夕食を作らねばなりませんから。そこで、今回はフジコブヤハズを多数採集したポイントを効率よく回ることにいたしました。焼山沢真木林道では1000m以下の所で伐採木が道路側に置かれていましたので、秋のカミキリがいないか試してみました。フジコブヤハズがいる可能性もありますので、参加した皆様には葉のついた枯れ枝を叩くように申し合わせました。黒っぽい大きな枯葉のついた枝で、HYさんが「いました」と声が発せられました。赤茶けた立派なフジコブヤハズのメスです。他にも葉が付いた枯れ枝があるようですが、カミキリは落ちてきません。同じ所にあまり長居はできませんので、湯ノ沢峠、日川林道分岐点に向けての道を上がりました。上り詰めた山道に同様な伐採木とマルバダケブキがありましたので、叩いてみたところHYさんから声が上がりました。フジコブヤハズは葉が巻いている所にくるまっているようです。表裏が見える枯れ葉では採集することができませんでした。その後、SGさんから「マルバダケブキにいました」との声です。大菩薩では色々なところにコブヤハズが分布していることがわかり、採集マップへの記録が一段と広がることになりそうです。その後、日川林道の2か所にあるマルバダケブキで3匹ずつ採集することができました。HYさん6頭、SGさん3頭で計9頭を採集することができました。しかし、私とSWさんはゼロで、かなりの出遅れです。日川林道の出口にマルバダケブキが何本かあったので、車を止め探していたら、SWさんから「取れました」との声が響きました。ついに私だけが戦果ゼロとなりました。これではプロとしての面子が台無しなので、行く予定ではなかった源次郎岳登山口に向かいました。いつもの公園付近のマルバダケブキの葉をめくってみると小型のカミキリがとれました。ようやくゲットと思いましたら、なんとニセビロードカミキリでした。がっかり!今の時期ではフジコブヤハズよりも取りにくいカミキリだと言い訳しながら大量採取を期待できる砥山林道の採集地に向かいました。ここは「すずらん」の澤井館長に教えていただいた場所です。2年前の台風19号のためがけ崩れが発生し、昨年は通行止めだった場所です。1年間、人の手が入っていないので、フジコブヤハズが増えていることを期待しました。私にとってはここで巻き返さないと皆に追いつかないと思いましたので、腰の痛みも忘れてクマザサの藪コギ開始です。駐車スペースには八王子の車が止まっていました。落葉松林の中を見てみると以前大峠でお会いした方がタタキ網でフジコブヤハズを採集されていました。なんでも10頭ほど採集されたようです。私は皆さんと別のコースをたどりながら採集することにしました。マルバダケブキの地上すれすれの丸まった枯れ葉を中心に採集しました。特に、傘をたたんだような葉の中で寒さをしのいでいるのではないかと考えました。熊笹の下には落葉松の枯れ枝があり、また傾斜地でもありますので、体が不安定で、体力的にはつらいものがありました。21頭目を採集したので、皆が待っている車止めの所まで戻りました。大峠の方は帰られたようで、うちのメンバーは中村さん(80歳くらい)という方と話をしていました。「すずらん」の澤井さんの所に泊まった方でした。虫のキャリアも長いとのことでした。なんでもフジコブヤハズは落葉松に卵を生み、増えるそうです。大菩薩湖の北岸には大きなフジコブヤハズがいるのでそこに向かったらどうかというお話をいただきました。私たちの次の採集地もそちらの方でしたので、そこに向かうことにしました。その後、昼飯の予定です。いつもは「すずらん」でとることが多いのですが、前回見逃した裂石(洋子と徹之も一緒の旅)を見たいので、「ロッジ長兵衛」でとることにしました。話に夢中になりすぎて、昨年たくさん取ったポイントはいつの間にか通り過ぎたようです。中村さんに指定された落葉松林に来ましたらすでに2人の方が網をもってコブ拾いをされていました。私たちはもう十分に採集した気分になりましたので、お二人にそこはお任せし、「ロッジ長兵衛」に向かいました。これで今年の採集は終わりです。結局、HYさん10、SGさん10、SWさん7、私21で、全部で48頭の採集でした。昨年が30頭でしたので、今年はさらに腕を上げたことになります。採集道具もクマザサの茂るところでは50cm長さの棒に、捕虫網をつけ、直径42cm~50cm網が便利です。タタキ網は大きいので、クマザサに邪魔され、使いにくいこともわかりました。タタキ網は枯れ枝の葉にいるコブヤハズを狙う場合には有効と判断しました。その後、「ロッジ長兵衛」でほうとうを食べ、パワースポットの裂石を探しました。今回も道がわからず苦労しましたが、411号線の大菩薩の湯付近の急カーブの記憶をもとに捜しましたところようやく発見しました。大きな石が裂けて両側に広がっています。写真にも紹介しましたが、なかなか立派な巨岩です。私は腰が良くなるようにと念じながら両サイドの石に触れながらパワーを頂きました。周りの桃の畑をつぶし、車スペースを用意したら観光客(大菩薩の湯の利用者)が訪れるのではと思いました。パワーを得たので、フルーツラインを下り、シャインマスカットを購入しました。高井戸が渋滞しているとの情報で、圏央道を使い、海老名経由で川崎に到着したのは4時半でした。留守番の徹之さんはビールとウイスキーでほろ酔い気分でした。朝食のピザや昼食のサンドイッチとおにぎりも食べてくれたようです。夕食の用意はナポリタンとのことで7時前には用意し、私の1日が終わりました。妻は8時過ぎに福岡より帰宅です。3回忌は無事に終わったかどうかはききそびれました。疲れで早めの睡眠でした。それにしても斜面の上り下りや藪コギでガス欠状態になりました。まさに「鍛え方が足りん」と思った旅でした
写真:1.パワースポット裂石 2.パワーをいただく 3.フジコブヤハズ(タタキ網で採集) 4.シャインマスカットが鈴なり
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