トップページ
最新記事一覧
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
|
|
|
|
【理事長 明石邦彦のつぶやき】ウッドショックの影響 |
2021/9/22 |
|
21年度はイタリア焼き菓子店の移転とグループホーム「みやこ」の建設と2つの大きなプロジェクトを進めている。グループホームは土地と上物が自前であるので、1億円以上の資金が必要で、銀行からの借り入れも予定している。一方、イタリア焼き菓子の移転は20年度の予定であったが、移転候補の店舗が見つからず、行政にお願いして1年延期してもらったので、今年はぜひとも引っ越しをする必要があった。
さてさて、コストがかかりそうな話が出てきて、またまた難題である。いつでも悩みは尽きぬものである。それは海外から輸入する木材の入荷量が少なくなり、在庫がない状態である。かつ、価格も暴騰している。いわゆる「ウッドショック」と呼ばれる問題である。海外からの木材が入らない状態なので、建築業者は資材の高騰や品不足に陥り、四苦八苦の状態であるという。建築業者の言によれば地鎮祭は終えたが、資材調達の見通しが立たず、平地のままの物件も多いとのこと。最初は工期が伸びるための業者の言い訳かと思ったが、実情は輸入の船が来ないで困っているとのことである。焼き菓子店も仕切り板の手配や人手が不足するために計画が2か月も伸びるケースも考えられるとのことである。内部の改装が進まないと家賃などにしわ寄せがきて、既存店舗の家賃支払いとダブルでの支払いとなる可能性が出ることになる。
いずれにしても計画通りに進まないと3月ぎりぎりの開所並びに開店となる。さらに海外木材の供給が滞ると来期にまたがるという最悪の事態も考えられる。年度内での建物の建築が義務付けられているので、来期にまたがるというケースはどうなるのか、補助金の再度申請を求められるのかなど、またまた行政に相談しなければならなくなりそうである。
また、日本の林業についても改めて考えなければならない時期かなと思っている。最近杉・檜(建材)、カラマツ(土木)くらいが日本の林業ではと思ってしまう。パルプなどのための広葉樹利用はなくなってしまったのかと思った。広葉樹の土場が少なくて色々なカミキリムシが集まりにくいのも納得できる話である。
写真:1.今期限りで移転 2.新規開設グループホーム
|
|