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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】冬に備えて 2021/9/15
 来年に備えてランチュウの入れ替えを行った。健康に冬場を乗り切るための準備を考えてのことである。早速、6月に購入した北関東産の5匹を太陽の当たる5階のベランダに移すことにした。今までは梅雨や夏の強烈な日差しを避けるために透明の波板で防御した。また、健康に育てるために餌も多くは与えず、水の腐敗を避けながら飼育した。一度だけ餌をやり過ぎたのか、腐敗した餌を食べたのかわからないが、腹から背にかけて出血状態が認められたので、0.3%の食塩水にして、1週間ほど餌を与えずにいたところ完治した。これからは食欲の秋である。飼い込みといってランチュウに餌を多めにやり、水が腐敗しないように水替えの頻度を増やして、食欲を増し、一気に大きくする。このようにして秋の大会に出品させるのが一般的である。養殖業者はフンタンの肥大や、腹の膨らみなどを気にして、バランスのとれた肥満体に仕上げるものである。私は品評会に出すわけでなく、色彩の変化や尾形、フンタンなどがそれなりにあればよいと思っている。まずはバランスのとれた成長で健康で4年ほど長生きしてもらえればよい。
 この5匹は大きな病気を発生することもなく、健康であるので、冬場に向けての体力作りと期待した面かぶりの色の仕上がりを楽しむための移動である。今年は頭の形や色彩など変化に富んだものを少しずつ仕入れている。特に、面かぶりは4匹そろえることができた。また、他に一文字、ヘッドライト、大窓、小窓もそろえている。ただ、私は頭部だけでなく、背腰(櫛形)と尾形(前掛かり)がよいものを仕入れることにしている。上からの見た目を楽しむのである。(ランチュウは上から見るもので、横から見るものではない)
 さて、移動して改めに感じたのは面かぶりの赤も色づきがよくなり、以前は黄がしらのように思えたが、すっかり色も仕上がり、見栄えがよくなっている。これからは色揚げの餌を少し混ぜると赤味がさらに映えそうである。優雅に育ってくれて、冬場を乗り切る体力作りにつなげられればよいと思っている。
 また、今年は人工授精した中から4匹ほどが生き残っている。とても品評会用のランチュウと言えるものではないが、すぼお、尾の開き過ぎなど本来ならとっくに除く金魚であるが、どのようになるのかを見ている。いつも部屋を掃除に来ている支援員の方が、青子から黒子に成長し、更に色変わりしたことに驚かれていた。欠点に由来して泳ぎ方が正常ではないが、私が餌をやると喜んでいるので、最後まで面倒を見ることになると思う。このような経験を通して、尾形の選別など1000匹から一匹を選ぶという選別眼を養えればと思う。

写真1.面被り(頭部が赤いのを言う) 2.一文字(口先が赤いのを言う。ヘッドライトは真ん中の赤がなく、左右のフンタンのみが赤くなったものをいう)


 



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