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【理事長 明石邦彦のつぶやき】アフガンからの脱出 |
2021/8/30 |
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アフガニスタンに自衛隊機が派遣され、8月25日から現地で活動を開始した。そして、27日に日本人1名、アフガニスタン人14名が脱出したと発表された。「アレー、こんな数の救助だったの」と意外に少ない脱出人数にいささか驚いた。日本大使館員やその協力者など含めると自衛隊機3機で多くの人たちを救えるだろうと期待していた。しかしながら、アフガニスタンには亡くなられた中村医師の意志を継ぐ人たちも多いであろうから、地方からカブール空港までたどり着けるかどうかも心配された。タリバンによると表面上、日本人は残ってほしいような言葉もあったが、疑わしい。政府協力者などは迫害されることが予想されたので、JICA等の国際協力として派遣された人たちや真に灌漑事業などでアフガニスタンの将来のために汗を流す人たちのこれからが懸念される。旧政権に協力したアフガニンスタン人は殺されることも考えられるので、500人以上の人たちが救われることを期待していたのだが。しかし、空港を取り巻くタリバン兵による検問もあるので、空港にたどり着くことも容易ではないと考えられる。しかるに、ISによる自爆テロが26日に起こり、一層の困難さが予想された。バイデン政権による通達では自衛隊機が空港を使えるのは27日までという話なので、これが最初で、最後かもしれない。その後、タリバンとの交渉に進展でもあれば期待できるが、残念ながらそうはならないだろう。首都陥落(15日)後の2日後に日本大使館員は全員、英国の軍用機でトルコに脱出したそうだ。その後に自衛隊機が派遣されても現地を知り、指揮を執る人がいないと救出は困難である。タリバン政権が落ちつくまで相当の時間がかかると思われるので、命の保証はなさそうだ。現政権は横浜の選挙なんかよりも大事な話であったろう。決断が遅すぎたのではと思われる。日本人の命が軽く扱われているようで冷酷さを感じる。自助努力ばかりが求められる世の中では明らかにおかしいと思っている。コロナといい、危機管理の感覚がずれているようだ。
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