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【理事長 明石邦彦のつぶやき】4週間ぶりのお出かけ |
2021/7/14 |
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6月は理事会、評議員会があり、忙しい月だ。ようやく、虫取りに出かけることになった。今回はいつもの菅原さんに代わり、福田さんが参戦することになった。梅雨であるので、常に天気予報を気にしていたが、曇りなら強行と決めていた。10日間天気予報では雨とのことであったが、だんだん日にちが迫ってくると曇りの予想も出てきた。梅雨前線の上下によって曇りになったり、雨になったりして天気は一向に安定しない時期でもある。出かけるかどうかは前日の天気予報で決めることになり、金曜日の朝の予報を確認したところ晴れのマークも出てきたので、ようやく決行となった。当日は昨日まで降った雨が道路に残り、本当に晴れるのか心配した。しかし、八王子を超えるあたりから曇りの空から日差しも漏れ、山々も姿を現した。これなら大丈夫だろう。後は雷だけが懸念材料だ。
朝の車の中で高橋さんのワクチン接種が話題となった。4人のメンバーの中で彼だけがワクチン接種をしていないことがわかった。残り3人はいずれも2回の接種を終了している。彼がいるグループホームでワクチン接種が話題にならないのかを尋ねたところ、支援員自身が打つ気がないようなことがわかった。だったら、「昆虫採集の仲間は皆ワクチン接種が終わっており、接種をしないと連れて行かないと言われた」と言ったらどうだと持ちかけた。皆大笑いである。「もし、必要ならここの病院に電話して予約したら」と申し上げた。「ただし、障害者手帳を示さないと受け付けてくれない」とも伝えた。どう反応するだろう。
さて、いつもの武田勝頼の終焉の地についた道で、ミズキの花があった。早速、今年初めて参加する福田さんが優先的にネットを振る権利が与えられた。最初の一掬いを終えた彼が早速大きな「ビロードカミキリ」を採集した。「これはビギナーズラックだね」と楽しい会話が飛び交った。ますます、元気もりもりになった彼は「アメイロ」や「マツシタトラ」をゲットした。今日は調子がよさそうである。後はひげの長いものがカミキリだからそれを毒瓶に入れるようにと伝えた。栗の花がある見晴台に到着するとなんと車が三台もある。これはラッシュである。昨年顔を合わせた横浜のご夫婦がクリの花が咲いている一本の木に両側から虫を待たれている。これでは「ヤマトキモンハナ」は望めないので、これから続くの採集行のために大菩薩湖を一周する砥山林道を走行することにした。この道は前々年度「フジコブヤハズ」の取り方を館長から教えられたところである。ノリウツギやリョウブの花の位置を確かめながらまわった、カラマツの林の中に、イボタの花が多いのでそれを掬うことにした。しっかりした林道であるが、この道は台風19号で土砂崩れがあり、1年間通行不能となった場所であるので、慎重に走行した。常に花の位置を確かめて2週間後の花の開花を考えながら3連チャンの採集行のためのデータを集めた。案外花が少ないことも分かった。
昼食はいつものペンションすずらんで取ることになった。女将さんとお話ししたら、開口一番、館長さんに話を通したとのことである。「たくさんの人を集めて虫の場所に案内するのは大変だから明石さんなら指定したカミキリがいると思われる場所に案内してくれる」とのことである。この時期の申し出には無理があるので、来年度のチャレンジになりそうだ。「早く言ってヨー」だ。さて、備え付けの記帳表を須賀さんが持ってきた。中身を見てみるとミヤマクワガタがたくさんとれたという小学生の記帳が目立った。55匹、22匹とかの戦果が掲げてある。2日前には養老孟司さんも来られたようで、夜間採集で興奮したとの記帳があった。新月の時期は雨が降ってもライトに飛んでくるようである。8月初めの夜間採集が楽しみである。その後、いつもの日川林道を巡り帰宅した。「クモノスモンサビ」、「ホソキリンゴ」が新しく採集したカミキリとなった。談合坂のICで車から降りるとムッとする暑さを感じた。やはり山は天国である。翌日、家で皆さんが採ったカミキリを分別していたところ福田さんの毒瓶で「クビアカハナ」が出てきた。多分イボタの花をすくったときに採集したものと思われた。福田さんのビキナーズラックは続いていたことを確認した。採集した数は少ないけれど面白いカミキリがとれ、満足できる採集行であった。次も頑張るぞ。
写真1.クモノスモンサビ 2.クビアカハナ
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