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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ネットを使った読書会 |
2021/7/6 |
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福祉の世界に身を投じて18年となった。いつも人材育成には心を砕いているのだが。そう思ってもなかなか思うようにはいかないモノである。この世界は異分野から来る人も多いが、同業からスライドする人も多い。いずれにしても人はいろいろである。しかしながら、会社などで組織について鍛えられた人や専門能力に秀でた人は稀有である。さて、人は技術力と人間力で構成され、その人の特徴を表している。それに基づいて配属したり、またどちらかをより強力にするために意図的に配属するものでもある。当法人もその人の特性を考慮するとともに強めてもらいたい力を育成するために違った部署を経験していただいている。小さな組織で適材適所ばかりを唱えると組織の成長が止まることになるし、本人も70歳まで生き生きと働くとは言えないと思う。マンネリになるのは自明の理である。固陋なお局さんばかりが集まると足を引っ張りあう大奥物語となってしまう。時代の変化に合わせて己を磨き、逞しく生きることは常に求められるものである。
それにしても、福祉の世界に限らず、どこの世界でも他人を受け入れるという寛容性に欠ける事例が多いように感じる。その人の適性を開拓するための人事異動が「拒否」という言葉で返ってくるのも珍しいことではない。会社の雰囲気を変えるには万事が研鑽と思う風土を作り上げる必要がある。もちろん、社会に出てもそれなりに技術力・人間力を磨いて長く生き生きとした人生を送ってもらいたいがためだ。それには会社の中で少しでもお役に立てたという自信を芽生えさせることが重要と思う。しかし、外部研修に出すとか、研鑽のための時間を大きくかけるゆとりはない。いつも思うことだが、仕事を通して問題解決を図ることがその人の成長そのものにつながると考える。OJTで問題解決に挑むことがよりよい人間関係を生み出し、成長を約束することになる。幸いにして法人内でもネットが独自に張り巡らされてきた。全員が集まる全体研修は時間の都合上、はたまたコロナ禍のため数多くこなせないけれど、ネット上での意見交換は随時できるように準備されている。そこで、技術力や人間力を高めるような自発的な読書会なるもので、研鑽できればと考えた。興味のある人がリーダーとなり、読本を決めて、身近に起きている事例と結び付ける一種のゼミである。小集団で問題を解決していく手法を学びながら組織の在り方や集団としてのベクトルの合わせの方法を学んでいただきたいものだ。いくつかこの分野の本を集めてスタートさせよう。
写真:参考本
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