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【理事長 明石邦彦のつぶやき】コストダウン計画の作り方と人材育成 |
2021/7/5 |
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昨年はコロナに振り回された年となった。6月に理事会、評議員会と立て続けに行われ、
運営についての数々の苦言を頂戴した。ただ、次の飛躍に備えて人材も雇用できたし、賃金体系を整えることも行った。その影響が人件費の増大につながったと思っている。私にとっては三役のバトンタッチの時期でもあるし、次の飛躍に備えての時期であると思っている。この業界に入り17年ほど経過したが、福祉の業界ではなかなか思ったような人材はとれないことを経験した。エンジャパンなどそれ相当のお金をかけてもとれないときはある。しかしながら、思いがけない時に、思いがけない巡りあわせがあり、無理を承知で人材を確保することになった年でもあった。
さて、昨年の運営についてはクイックレスポンスとならないことが多かったなと反省している。ピンチの場面で対応を変えるために時間がかかることを経験した。全員の納得を得るにはそれなりの時間が必要であると。夜間体制の見直し、残業規制など時間生産性の意識の希薄さなどがあり、組織としてはまだまだ未熟であることを実感した。福祉のぬるま湯的な考え方の改革が必要であると認識させられた。コスト意識や改善意欲をさらに高める工夫が必要である。また、昨年のマイナス決算を見直して、今期はリカバリーショットも積み上げていく必要がある。これを通して一人一人の役割を明確化し、人材育成の一助としたいものだ。幸い、昔の部下が法人に参加してくれたので、味の素流のコストダウン手法の取り組みや人材育成のひな型づくりを組織に浸透していきたいものだ。15年ほど前に赤字を2年続けたときは評議員の一部の人から、法人がつぶれるのではないかと心配された時があった。その時は余裕資金がない状態であったが、問題点を突き詰め、色々な打開策をとって解消した。今回は繰越金も多く蓄財されているので、コロナ禍でやむなし(安全第一)としてきた面もある。また、今年度は新しいグループホームの建設やイタリヤ焼き菓子店の移転もあり、お金を使うことは多いので、経営の引き締めを行いながら運営することになるだろう。一人一人の職員の皆さんがベクトルを合わせての取り組みで改善運動を実感する結果になればいい経験となる。そして、一人一人が自信をもってくれれば幸いである。逆境をバネにして問題解決手法が磨かれれば大きな財産となるだろう。
色々な局面において数字で物事を考えるという習慣がしっかり身に着くと論理性のある議論を展開できると思っている。今年は残賃金体系の課題は60歳以降の賃金体系見直しと退職金制度の改訂である。社労士さんのアドバイスに従って、70過ぎまで生き生きと働ける職場づくりを目指したいものだ。
写真1.2トラブルからのリカバリー
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