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【理事長 明石邦彦のつぶやき】リバウンド 2021/6/29
 昨年の3月頃から、東京都と神奈川県のコロナの感染者を毎日追いかけて記録している。データのいくつかは折を見て公開しているので、興味のある方はご覧ください。
 最近、東京都では緊急事態宣言から蔓延防止措置に切り替わり、いかにもオリンピックに備えた政府の自己都合による感染観測が発表されている。私はワクチンをはじめとして、手ぬるい対策をしている政府のやり方ではいずれリバウンドがあると思っていたが、東京都でそのことが杞憂される状態(毎日が前週の感染者の数を上回るという事態)となった。しかし隣接する川崎市では2週間前からおかしな兆候があると警告を鳴らしていた。そこで東京、神奈川の最新のデータでその経過をまとめてみた。4月25日の緊急事態宣言後からのデータをすべて出すと長くなるので、5月16日以降のデータを取り上げ、リバウンドを示すデータと思われるものに焦点を当ててみた。なお、それぞれ1週間の集計(日曜日から土曜日まで)から読み取って10万人当たりの感染者数で表示してみた。東京都は緊急事態宣言、蔓延防止措置がとられてから感染者数は激減しているが、6月6日の週から20人を切り始めた。6月20日の週では毎日が前週の数を上回り、急激なリバウンド(前週より688人増)の傾向が見て取れる。これではオリンピック前に緊急事態宣言が必要と思われる。しかしながら、川崎は6月20日の週までも20人以上の数値と高めである。6月6日の週はむしろ数値では前週より高めとなっている。この時期から私はリバウンドと思い、ワクチン接種した病院の増田先生にお話したのである。横浜市は5月23日の週から、神奈川県のほかの地区では5月16日の週から20人を切る数字である。神奈川県全体では20人を切る数字であるので、黒岩知事は安心しているかもしれないが、東京に隣接する川崎ではリバウンドの傾向がみられるので、警戒すべきと思う。なお、川崎市が20人を切らないのは東京都からの人の流れが強いとも考えられる。緊急事態の地区から蔓延防止の地区へ人が流れており、多摩川をこえるとすぐに川崎であるので、東京の窮屈さを嫌った人が増えている状況が続いているのも原因の一つと思ったりしている。
 さて、政府もオリンピックで新しい変異株が発生する事態を考えていないと大変なことになる。そうなると総辞職ものだ。ウガンダ選手の入国も泉佐野市にまで行かせて、いまさら濃厚接触者とは手ぬるい水際体制である。とても開催国の責任を果たしているとはいいがたいものがある。なお、外国の選手が拘束などを受けて最大のパフォーマンスが発揮できない事態となり、その結果が日本選手の金メダルラッシュとなるならば不公平な大会であったと後世まで語り継がれる不名誉を背負ってしまうことだろう。パラリンピックでは道具も体調管理のハンディも大きな差ができると思われるので、より顕著な結果となるだろう。いっそ中止したほうが良いと思われる。またIOCの幹部が広島、長崎を見物するのも「いい加減にしてくれ」である。警備とかで余計な迷惑である。多くの事象を取り上げてみるとオリンピックが商業主義に侵されているよい証拠となる。


① 10万人あたりの感染者(人)
東京- 川崎- 横浜- 神奈川他- 全神奈川
5月16日 32.5- 32- 20.1- 17.1- 20.8
5月23日 28.6- 26.5- 18.3- 14.3- 18
5月30日 22- 22.2- 15.6- 12.7- 15.7
6月6日 19.5- 23.3- 16.1- 12.7- 15.9
6月13日 18.9- 21.4- 13.3- 11.5- 13.9
6月20日 23.8- 20.1- 14.7- 11.4- 14.2


② 前週の感染者数を上回った日
(日/週)
東京- 全神奈川- 川崎- 横浜
5月16日 0- 0- 3- 3
5月23日 0- 1- 2- 2
5月30日 0- 0- 0- 0
6月6日 1- 4- 6- 4
6月13日 3- 2- 3- 2
6月20日 7- 3- 3- 5





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