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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】五輪開催の意義なんて。通り一遍で対話にならず 2021/6/21
 私の第2回目のワクチン接種が終了した。2回目の接種終了者は国民の5%を超えたくらいだと報道されている。特に2回目は副反応が出るとの話で、カロナール(解熱剤)を準備して接種に臨んだ。注射を打った後は打った所が痛むくらいで発熱の兆候はなかった。体温上昇が気になるので、しばしば体温計に手が行くが、36.4~36.7℃を行き来するのみで、平常の体温である。発熱を恐れて、お酒を飲むのも2日ほど控えていたが、さすがに3日目には解禁とした。だるいとか頭痛もないので、完全に副反応なしである。皆さんから「どうでしたか」と聞かれるが、「何にもありません」と答えるのみである。そのため「副反応がない人もいるんだ」とあきれ顔である。少しは「症状があった」と言う方が良かったのではと思ったりする。ワクチンを接種した増田耳鼻科の先生とコロナで意見交換した。10時に注射を打ったのであるが、患者さんが来ないのと2回目の接種とのことでお互いに親近感が湧き、会話となった。先生がおっしゃるには「インド株が流行し、英国株から置き換わると第5次の感染爆発が起こる可能性が高い。川崎の町の人流が大きくなっており、若い人が感染をあまり意識していない」と話された。私も「川崎市の状況を細かくデータをとっているが、ここ1-2週間下げ止まりから上昇に転じている。むしろ東京よりも感染者(10万人当たり)が増えている」ことを話した。また、「RNAウイルスは変異しやすく、新たな変異株の出現が予想される」ことも話した。二人の共通認識として「ここ1-2年は収まりそうにもない」との結論になった。医療現場の第一線で働いている医者が感じていることと五輪を強行しようとする政治の世界とは大きくかけ離れた話のように感じた。
 世間では尾身さんが注目を浴びた。分科会の総意として「五輪の中止」でも叫ぶのかと思っていたが、「なーんだこの程度の提言か」と思ってしまった。座長の単なる言い訳づくりのようなものである。自分の所属先に50億円の予算がつけられたことを考えるとたいしたことは言えないなと思ったが、その通りであった。政府は入場者も入れると言っているが、それで感染爆発となったら、どう責任をとるのかなと思ってしまう。また、G7で「各国の承認をとった」と首相は喧伝しているが、日本の開催に向けての努力を評価しているのであって、開催などありえないと今更非難してもしようがないと考えて、あえて中止を勧告しない態度をとったのだろう。マクロン大統領だけは「参加する」と明言したが、これは次回の五輪開催国という理由からであろう。他の人たちは「ワクチン接種率の低い国がよくやるよ」と思い、積極性のない態度であったろう。どうせ、英語もできない首相では参加者と親しく会話を交わすこともできないだろうからG7宣言の最後に五輪を付け加えてもらうことで精一杯だったのだろう。今回のG7は対中戦略を話し合うのが目的なのだから、五輪開催はまともに取り合うこともなかったのである。しかし、首相は五輪の主催者たる顔をするのは海外だけで、国内では主催者ではないようである。このような姿を見ているととても五輪には付き合えない感情がわいてくる。五輪の感染対策などの具体的な話を通して、安全安心の開催に向けて議論しながら、策を高めていくのが民主主義の根幹だと思うのだが、早くも国会は閉じられてしまった。これでは日本沈没である。私はこんな日本になったのは小選挙区制の所為ではと思ったりする。この選挙制度では世界観がない政治家が蔓延るのは無理ないかである。終戦後に生を受けて、日本の復興に寄与し、Japan as No.1 と例えられた世界を経験し、そして、最近の世界での地位の低下を見て、私の一生を終わるのかなと暗然たる気分になってしまう。まるで、萌芽、成長、成 熟、衰退の歴史を刻んでいるようなものだ。
 さて、こんな気分を変えるために大菩薩で一泊する計画(五輪を見ないで済むように)でスズランに予約を入れたら土日はぎっしりとのことだ。「10名の予約はとても無理です」と断られた。「平日ならなんとかなる」とのことであった。法人では平日は休みではないので、10人いなくなると顰蹙を買いそうである。そこで、参加人数を6人にして、ようやく8月1日(日曜日)の泊りが成立した。これでは夜間採集を体験したい人を選ぶのに苦労しそうだ。世間の皆さんは夏休みの計画を先行されていらっしゃるようだ。五輪の開会式が休日になることを見込まれて予約されたようですぐに満タンになったと想像される。五輪開催のための休みに気が付かず、また、コロナで世間の人は自粛すると思っていた自分が甘かった。来年は早めに予約しよう。





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