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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ホテイアオイの越冬 |
2021/6/2 |
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楊貴妃メダカの産卵のために毎年ホテイアオイを3本ほど仕入れて、水槽に浮かべ、根に産卵させている。それを新しい水槽に移して稚魚を育てると楽に数を増やすことができる。今年もコロナの影響で、地域の人との交流会(楊貴妃メダカをさし上げている)もないだろうから増やしてもしょうがないと思っていた。そして、自然に任せることにしていた。しかし、ホテイアオイが越冬に成功したようで小さな緑の芽が出てきたので、ほったらかすわけにいかなくなった。エアレーションをしている水槽では4株が生き残り、新しい芽を出している。今まで、外に出しいている水槽では冬場の外気温の影響を受けて、ホテイアオイはすべて枯れてしまったが、今年は枯れたのを放置していた4つの水槽でも2つほど芽が出てきた。エアレーションしている水槽は日陰でもあり、温度変化が小さい。エアレーションしているので、若干水温も高いと思われた。このようなった条件下では生き残る確率は高いのだと分かった。ホテイアオイの越冬には何回かチャレンジした。土に植えたり、水槽の小さなものを用意し、部屋で栽培したが、なかなか成功しなかった。去年は暖冬だったから生き残ったのかなと思いながら大きく育つのを待っている。さて、メダカの水槽に浮草がたくさん生えてきたので、掬い取っていたら、小さな個体が泳いでいるのを発見した。よく見てみると孵化したばかりの稚魚であった。生まれたばかりの稚魚は大体成魚に食べられることが多い。そのためホテイアオイに産卵した卵は成魚のいない水槽に移して稚魚が食べられないようにして増やすのであるが、産卵時期であることをすっかり忘れていた。ホテイアオイがあまりにも小さいので、孵化まで気がまわらなかったというのが真相である。他の水槽も丹念に調べてみたら、成魚の少ない水槽では1cm程度の稚魚が泳いでいるのも認められた。楊貴妃メダカの特徴である黄色がしっかり出ていた。幸いにも食べられずに生き残ったものであろう。成魚の多い水槽では生まれたばかりの稚魚が泳いでいるが、早晩食べられることになるだろう。ただ、素早い稚魚がわずかながら生き残ることになるかもしれない。ホテイアオイが大きくなったら、いつものように繁殖させてみよう。世帯交代のために50匹以上を目標に育ててみるつもりだ。法人も世代交代なんだけれど・・・。私としては残り少ない健康寿命を有効に使いたいものだけれど。
写真1.ホテイアオイ 2.楊貴妃メダカ
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