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【理事長 明石邦彦のつぶやき】1回目のワクチン接種 |
2021/5/27 |
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後期高齢者のワクチン接種が始まった。当初は接種会場予約が取れず、個別に病院での接種先を探すことになった。ようやく近所の増田耳鼻科が受け付けているとの情報があり、あわてて、自宅に送られてきた案内書を取りに走り、病院で手続きをした。先生にじかにお話を聞いたところオープンにはしていなかったのだが、増田病院が接種を受け付けていると口コミで広がり、予定枠が埋まったとのことである。5月25日に接種日が決まったので、今度は接種後の副反応についての情報収集である。先日、グループホーム(GH)の支援会議に看護師の女性が参加していたので、会議の終了間際、皆さんの参考になるとして副反応のお話を伺った。ご本人の話によると1回目の注射は痛くないが、注射した患部が腫れて1日ほど痛みがあったとのことである。2回目は38℃程度の熱があり、カロナールを飲んで発熱を押さえたら次の日は楽になったとのことである。ただ、勤めている病院内では個人差があり、発熱が3日間ほど続く人がいたり、頭痛がする人もいたとのことだった。副反応は人により様々とのことであった。その報告を受けて、1回目は大丈夫そうだけれど2回目の時に発熱したりする人が出たら、交代要員の手当てが必要だという話になった。また、接種の予定日をそれぞれの人から提出してもらう必要があること。そこで、65才以上の利用者の方の接種支援などが話し合われた。GH運営上は接種の案内状がどこに届くか、接種の判断は誰がするのか決めておかないと混乱するのでということになった。そこで全ホームの利用者および支援者の接種スケジュール表を作り、接種支援を行うことにした。
さて、私も色々な人の情報を聞くことにした。1回目を先行して受けた床屋の親父さんは注射が痛くなかったとのこと。腕は腫れたが、腕の動きには影響がなかったとのことである。やはり1回目はクリヤーできそうだ。2回目の時は解熱剤を用意する必要がありそうだ。接種当日は前もって手に入れた情報で何の痛みを感じなかったが、5時間後から少しずつ腕に痛みがある状態となった。睡眠時には痛みがマックスとなり、寝返りを打つと痛みが走った。しかし、24時間経過すると痛みが治まってきた。さて、次の2回目に備えて解熱剤の準備をしなければならない。今度は警戒して対応する予定だ。先に打った人の情報もしっかり集めて、心の準備をしておこう。発熱したら即休みが原則だ。
また、福岡の緒方先生からワクチンを接種したとの報告があった。そして、九重山系でのオサムシの調査記録と山本先生(昔は阪大の先生と思ったが)の雑誌への投稿が添付されていた。山本先生の話は「コロナウイルスの検査技術とワクチン開発の課題」と題名があった。素人にも分かりやすいようにまとめてあったので、ついつい目が行ってしまった。今回のワクチンはどのような技術が使われ、短期間で製品化されたのであろうかと気になっていたからである。今までのワクチンの作り方(弱毒化、不活化)と違い、バイオテクノロジー進化によってウイルス遺伝子やたんぱく質利用で変革がもたらされたと記されており、ファイザーやモデルナが有効性95%で勝者となったことが記されていた。「スパイクプロテインを作らせたのか」と内容を知り、技術進歩に感心した。いずれにしても緊急使用認可であるので、時間短縮が図られたのだと知った。さて、日本は新しい技術開発の力はどの程度なのかが気になった。この報告が生物化学的測定研究会の年報であることを知り、面白い研究分野であると思った。中にはコロナ流行の制圧のために80%の捕捉・隔離に到れば感染者数減少が図れることも示されていた。理系の人なら親しみやすいシミュレーションだと知った。細菌のファージを研究した私にとっては面白い教材である。
写真:ワクチン開発
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