社会福祉法人 あおぞら共生会
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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】川崎信用金庫(川信)からの原稿依頼と思いきや 2021/1/20
 正月前、妻の所に川信の支店長から「虫の話を書いてください」と原稿依頼があった。妻から「虫のことならあなたが専門だから書いてくださいね」と頼まれた。あらためて依頼文書を読んでみるとの妻の名前が書かれているので、なんだか変だけれど準備にかかった。正月休みを利用して、話の構成などを考えながら800文字程度で仕上げた。しかしながら、これは妻への原稿依頼の場合もあるとして、妻の立場からの原稿も作り上げた。正月が明けて、支店長に確認したところ川信の総代である妻に依頼されたものとのことで、私の原稿はあえなく没になった。妻は私が書いた原稿(妻バージョン)に手を加えて、原稿締め切り前に早々と提出したようである。妻の寄稿はいつもぎりぎりでないと間に合わないのものだが、私の原稿があったので、助けになった。私の作成した二つの文章が日の目を見ないのはもったいないので、読者の方には夫と妻の視点の違いを楽しんでいただこう。

【再び自然に親しむ】             明石邦彦
 還暦となり、会社時代に封印していたカミキリムシの採集を再開した。昆虫採集に興味を持つ知的障害者を連れて大菩薩峠に出かけたのが最初である。その後、6-7人の職員と共に天城峠等に出かけ、本格的な採集活動に入った。近年は大菩薩・奥多摩に軸足を移している。参加する職員は土日の勤務もあるので、勤務調整をしていただき、日帰りを原則とした。但し、夏は灯りに来るクワガタムシを採集したいので、「宿泊あり」である。私の趣味に根ざした採集行であるが、職員にとってもストレス解消になっている。山のあちこちで虫を採集し、その虫の珍しさ、色彩の鮮やかさなどを楽しんでいる。
 私と職員との会話を聞き、刺激を受けた妻から「一泊旅行に参加したい」との申し入れがあった。コロナの影響で、各地の講演会が中止となり、ストレスが貯まったとのこと。そこで、妻と息子が楽しめるプラン(武田勝頼の終焉の地、高山植物の花畑見学等)も用意した。早朝に川崎を発ち、到着した大菩薩・源次郎岳は生憎の雨。しかし、晴れ男の息子が雨を吹き飛ばし、雲間から富士山も顔を見せてくれた。その後、色々な虫が花に集まってきた。夕食後は夜間採集。大きな雄のミヤマクワガタが着地に失敗し、道端にひっくり返った姿は実にユーモラスである。川崎に戻ると「次週も連れてってー」という妻の言葉にはビックリ。
 年末は参加した職員が集まり、焼き肉パーティが恒例である。その場で年間10傑が発表され、珍品を採集した人から順に焼き肉の追加指名権があり、会は大いに盛り上がった。  
 虫を採ることは食害する木や訪れる花の名前を覚え、また、どのような所にいるのかと想像を巡らせる。虫の心理状態まで考えると脳細胞への大いなる刺激となる。また、虫を採りきるまで相応の努力(執着心・根性)も必要である。昨年から私も後期高齢者に仲間入りした。社会貢献するにも、趣味にいそしむにも心技体の一層の充実が求められる。

【主人の虫取りに付き合って】       明石洋子
 私のいる本部事務所で主人と職員が楽しそうに大菩薩での虫取りの話をしている。最近、全国各地での講演旅行はコロナのために中止続きなので、私にはストレスが貯まっていた。主人の趣味がどのようなものかを知るために息子と一緒に採集旅行に参加しようと思い、主人に同行を申し出た。主人はあまり歓迎しているように見えませんが、半ば強引に割り込ませていただきました。いつも6人程度で出掛けているようなので、私たち(息子含む)が参加すると虫仲間2名が押し出されます。採集する虫の数はそれだけ減ることになるので、いい気持がしなかったのかなと思いました。しかしながら、渡されたスケジュール表を見ると武田勝頼の終焉の地や高山植物の花畑等が記載されています。ゲストも楽しめるよう配慮されていたのには感謝です。
 出発は川崎をAM5:30。梅雨が長引いていることもあり、大菩薩についた時は雨。しかし、晴れ男である長男が雨を吹き飛ばしてくれたようで雲間から富士山を見ることができました。雨がやむと沢山のカミキリムシが花に群れてきたので、職員たちの捕虫網が飛び交うことになりました。夕食後は夜間採集です。最初は小型のクワガタが多かったのですが、時間がたつにつれてミヤマクワガタが増えてきました。大型の雄は着地に失敗し、ひっくり返っているので、私でも簡単に拾うことができました。主人たちが喜々として虫を採っている姿に「いい大人が」とおかしさを覚えました。私は虫取りに付き合うのは初めてですが、ワイワイした雰囲気や空気のおいしさ、緑の鮮やかさなど久しぶりのストレス解消です。宿泊したすずらん昆虫館の館長さんと主人が楽しそうにカミキリムシの話をしているのを見ると虫の世界も奥深いものがあるのだなと感じました。なお、主人が急勾配の崖を降りながら網を振っている姿を見、「これならまだまだ大丈夫。当分、宝塚ミュージカルが楽しめる。」とよからぬことを考えたりしてクスクスです。大自然での森林浴が気に入りましたので、川崎に戻ったら「次週も連れて行ってくださいね!」と甘えた声で頼んでみよーっと。

写真:1.夜間採集 2.捕虫網とたたき網を持って


 



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