社会福祉法人 あおぞら共生会
社会福祉法人 あおぞら共生会 - 川崎市川崎区京町

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あおぞらブログ


【理事長 明石邦彦のつぶやき】クラスターの発生 2020/11/20
 北海道のコロナ感染者が急増している。200人を超える人たちの感染はこれから始まる冬の流行を予測させる。ウイルスも低温では感染力を長期間維持できるし、換気などの対策が不十分となれば、感染拡大が心配だ。新型コロナ対策分科会が「徐々に増えている」の報告からいずれ「感染爆発」が予測できる状態であると警鐘を鳴らしている。川崎市でも身近な作業所やグループホーム(GH)でもポツポツ発生している。当法人においては常に感染に対して敏感になっていた所、GHの利用者が通う作業所でクラスターが発生した。発熱した利用者のPCR検査を実施した所、陽性反応が出て、即刻入院となった。その結果、GHでの利用者・支援者の14名は保健所の指導でPCR検査を受けた。幸いにして全員の陰性を確認でき、ほっと一安心である。それもつかの間だった。陰性との電話から4時間後に、今度は日中活動に通ってくる利用者が居住しているGHで陽性の利用者が出たとの報告があり、利用者は直ちにPCR検査が実施されたとのことであった。そのため、日中事業所でも利用者・支援者が出勤を見合わせる事態となった。川崎区のここ1週間(11月11日)の感染者発生データで見ると5.2人⇒10.2人(感染者数/10万人)と急上昇し、38人/日の発生を見る日もあった。GO TO活動にも赤信号がともった気がする。
 さて、クラスターが発生した作業所のデータを見ると15名の発生があり、利用者からの発生が最初とのことである。利用者の発熱をすぐに疑えなかったのかなと思ってしまう。しかし、今回の保健所の対応は改善されたように思った。すぐに濃厚接触者ならびに施設関係者の罹患を考慮しての対応と考える。なぜなら、私どもは14名のPCR検査はすぐにやるべきと思い、以前検査してもらった病院に検査予約した。その日の夕方に保健所から「明日PCR検査を実施する」との連絡が入ったからである。
 それにしても、インフルエンザ、ノロウイルスと冬場の感染症対策の厳格化が必要である。ノロは嘔吐や下痢ですぐにわかるが、インフルエンザとコロナは区別ができないので、日々のバイタルチェックを厳しくし、また、発熱の症状が見られたらコロナの疑いを持って、防御対策をして接することが重要と思う。手洗いなど基本的な衛生対応をしてこの冬を乗り越えなければいけないのだが・・・。しかしながら、こんなことが続けば事業収入の低下と人件費増で事業収支が危うくなると思う。気が滅入る時期でもある。

写真:冬場のコロナ対応


   



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