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【理事長 明石邦彦のつぶやき】最長不倒の意味 |
2020/9/16 |
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安部首相が歴代総理の中で在任期間が一番長いことになった。その後、病気を理由に退陣となり、これから後継者争いが始まる。この政権で何か輝ける実績があれば納得できるのだが。時間が長いことと成果とは別問題である。この8年間で何か国民のためにプラスになったことはあっただろうか。お友達と組んで、既存の道徳感を破壊することはおびただしい。株価を上げた。アベノミックスで経済成長ができたとか。雇用が増えたと言ったところで非正規が増えたのではパンチは効かない。また、株価アップが官製相場による株高では情けない。いずれ株価が維持できないときが来る。そのマイナス面が前面に出てきたときに日本はどうなることかと思ってしまう。例えば、株価が下がれば年金のお金が消えてしまう。若い人たちに「年金の原資が△△ショックのため○○兆円ほど減少しました。防ぎようがありませんでした。申し訳ありませんが、これからの年金額は少なくなります。しょうがないですね。我慢しましょう。」では若い人はどのように納得するだろうか。
また、モリカケ疑惑、桜の会、河井夫婦の買収工作資金など、また黒川判事追認事件などマイナスの側面がテンコ盛りで、その解明も進められていない。まずいことには彼はダンマリである。しかしながら、コロナにあっては忖度なしであるので、ことごとく対応策が外れる結果となった。病気を口実にしているが、私はコロナ対応が出来なかったことが退陣の理由ではと思っている。PCR検査数アップ、一斉臨時休校、緊急事態宣言、アベノマスク、ホームステイ映像もピントが外れ、見るべきものがない。今もって、彼を持ち上げるメディアはどうかしている。この際、「水に落ちた犬は打て」というように、今までの問題点を明らかにし、責任を取らせたいものだ。これまでのトラブルで塀の中に落ちる可能性は高いのではと思っている。そのため、後継者争いでは今までの政権を運営してきた人は表舞台から消えてもらい、別の人が選ばれることを願う。こうすることで「自民党は自浄作用が働く組織である」と評価されよう。菅さんが首相候補に挙がってきているが、これでは「同じ穴の狢」で、閉塞感のある政治が続くことだろう。さて、安部首相にとってストレスは厳禁であった。側近が「147日働き通しだ。休ませてやるべきだ」とか言うが、たいした仕事をしていないではないか。体調が悪くて国会を開けないのならやめた方が良いに決まっている。「責任は私にあります」を繰り返しても責任を取らない人は誰にも信用されない。反省と勉強を積み上げないと人は賢くはならない。無知・無恥では寂しい限りだ。
写真:退陣会見
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