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【理事長 明石邦彦のつぶやき】ポピドンヨードの薬効について 2020/8/7
 大阪の吉村知事がコロナ対策として自信ありげに効果があるような発信をしたために製品がたちまち店頭から消えてしまった。私にはあまりなじみのない製品名であったために科学的にはおかしなことを言うなという印象であった。水溶液中(唾液想定)に存在するウイルスを減らす話はある程度の薬剤なら何でもできると思うが、生体内(細胞レベル)までの効果は疑わしいと思っていた。案の定、吉村知事は話の打ち消しに必死になっている。科学的な素養のない方が飛びついた話だと思ってしまった。ヨードと名前があるので、金魚が病気の時に使うイソジンではないかと思って調べてみると案の定その通りであった。一般にイソジンはのどの痛みなどの時にうがい薬として使われるが、強力な殺菌、殺ウイルス効果を持っている。長く処理すれば細胞でさえ死ぬものである。唾液中のウイルスが減少するのは当たり前というのが一般的な考えではないかと思う。一般大衆を薬局に走らせる罪作りな知事と思ってしまう。トップに立つものは様々な識者の意見を踏まえての判断が必要である。私は金魚が病気にかかった時はイソジンを使って治療する。今まで金魚の薬については病状によって色々な薬を使ったが、万能的な効果を発揮するものがなかった。近年、金魚一道の植田さんからイソジンを用いての消毒を教わった。ただ、注意事項としては消毒処理時間の厳守である。薬浴の時間はおよそ1分から2分の間であるそれ以上では金魚の命が危ないからである。ヨードの酸化力による殺菌効果であるから30秒から60秒程度で力を発揮してくれる。こうすることによって金魚の命を永らえることができる。私は薬浴する時には薄く茶色の色が付く程度の濃度(厳密に濃度管理は行っていない)で1分半ほど泳がせることは厳密に守って処理している。これは何回もの実験を通した結論である。この結論は高価な金魚の犠牲の上に成り立った消毒ノウハウである。吉村知事も科学のことを理解されていると早とちりはしなかったことだろう。唾液のウイルスがいなくなっても感染した細胞からウイルスは次々に発生するので、元から立たねばならないし、口腔内の菌叢の死滅は健全な口腔の環境を壊すことになるので、そこを含めた薬効判断が大事である。知見を提供した周りの科学者もこのような情報発信がどのような影響を与えるのか考えないと問題だと思った。
写真:1.ポピドンヨード製品  2.金魚の治療


 



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