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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 腎臓の石採り |
2020/6/11 |
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連休前に高熱を発して、救急車で市立病院に運び込まれた利用者(Iさん)は尿路結石が原因であり、緊急手術で石を除去した。しかしながら、しばしば発熱をするので、精密検査を行ったところ腎臓に3個、尿管で2個が見つかった。その後も発熱状態が続くので、6月1日に手術をすることになった。原因は結石による炎症と考えられる。ただ、面白いことに?ある支援者のボヤキとして「俺の泊りの時に熱が出るようだ」とのことである。熱発した時には解熱剤としてのカロナールを処方すると次の日は熱が下がるとのこと。真偽を確かめるために支援者の方に記録を紐解いてもらった。グラフにすると明らかに週単位で発熱が繰り返されるようである。(図1)
また、曜日による体温の変化を集計してみると以下のようになる。(表1)
結論として以下のことがわかった。
①週の初めに熱が上がる傾向がある。(月~水)
②7-10日の周期で熱発する傾向がある。
③熱が上がる前日には特に目立った兆候はない。バイタルチェック(+血圧)にもさしたる変化はない
やはり、ある支援者が言うように週単位で発熱する傾向があるようである。
さて、入院して結石を取るのであるが、体の外から衝撃波を当てて結石を破砕するやり方と尿道から内視鏡を入れて結石の所迄導き、レーザー光を当てて石を砕くという方法がある。先生がステントを入れると言っていたので、後者の技術が使われるのだろう。手術当日、
関係者は少なからず緊張していた。病院から5つの石は無事に取り終えたとの報告があった時はほっとした気分となった。これで腎臓などの炎症がなくなり、熱発することなく、元気になってくれれば幸いである。体温が平熱になるか暫く観察が必要である。
8日の午後に退院となった。病院ではたばこが禁止であったので、我慢していたタバコがようやく許されることになった。久しぶりの喫煙の影響であろうか、本人は喫煙室で倒れ込んでしまった。頭を打ったことも懸念されたので、念のために救急車を呼ぶ事態となった。喫煙で、血管が収縮し、脳に血が少なくなり、貧血のための転倒と推測される。病院での診察の結果、異常なしであった。ようやく、退院が終了したと思ったのに、トンデモハップンである。関係者の方は本当にお疲れさまでした。
(表1) 曜日から見た体温の変化
曜日 測定回数 最高体温℃ 平均体温℃
月 5 39.4 37.3
火 5 39.2 37.5
水 6 38.5 37.4
木 6 37.3 37.0
金 7 37.4 37.0
土 7 37.1 36.8
日 7 37.2 36.9
写真:図1 Iさんの体温の変化(4/17~5/31)
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