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【理事長 明石邦彦のつぶやき】川崎市のコロナ発生状況まとめ |
2020/5/29 |
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4月7日に自粛制限が発令されて以後、いよいよ5月25日に解除される見通しになった。川崎市では福田市長もコロナ動向を市民に伝えるためにマスクを掛けながら懸命にお話しされていたのが印象的である。私は法人の皆さんに発生状況を知ってもらうために川崎市の7区での動向を把握するのが朝の一番目の仕事となった。以下、47日間のデータを解析してみた。
4月と5月でデータを比べてみると明らかに傾向が違うように思える。4月での発生をとらえると東京都とつながっている路線の地区の発生が多いような傾向であった。登戸、武蔵溝の口、武蔵小杉、川崎の駅を中心に路線沿いの町での発生が多いように感じた。そのため、これらの路線を使う職員に「混雑を避け、吊皮や手すりに触らないように」と警鐘を鳴らしていたが、自粛制限発令に伴い、電車なども乗降客が少なく、自然と感染者数が減ってきた。5月になると院内感染、施設内でクラスターが発生し、感染爆発の傾向がみられた。特に老人のグループホームでの発生、川崎協同病院での発生があった。ただし、追跡可能な範囲での発生がしばらく続くことになるだろう。4月(23日間)と5月(23日間)では発生の数は1/5に減少している。宮前区、多摩区、麻生区は5月以降それぞれ1件の発生である。クラスター発生地区を除けば収束の傾向にあると言える。さて、川崎市のPCR検査の実態からみると病院にかかっても4日間くらい後でないと検査は受けられない傾向である。すぐに検査を受けれる人は院内感染している所の患者や看護師である。濃厚接触者もすぐに受けれるようである。なお、救急車で運ばれ、肺炎らしい人はすぐに検査が実施されるようである。また、入院先又は施設内で感染した老人の死去が多い所にコロナ症状の特徴が見て取れる。
さて、自粛制限の解除にあたっては10万人当たりの感染者数0.5人以下が判断の目安になっているので、川崎市の感染者数を追ってみた。感染者数が1を切り始めたのが、5月9日からであり、それ以降は0.5付近を漂っており、5月21日から24日をとらえてみると0.39.0.15、0.26、0.26となり、自粛制限解除の目安の数値はクリヤーしている。
いずれにしてもコロナとはこれからも付き合うことになるので、マスク、手洗いなど遵守しなければならないことはしっかりと身につけておかねばならない。
画像:1.川崎における自粛制限以降の感染者発生数 2.10万人当たりの感染者数の推移
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