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【理事長 明石邦彦のつぶやき】 恣意的には程遠い |
2020/5/20 |
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コロナ対策で国民が一丸となっている時に不要不急の定年延長制度(検察庁法改正案)が国会で論議されている。このことについて特に芸能人から安倍政権に対して非難轟轟の声が上がった。武田大臣、森法務大臣が委員会で釈明を続けるが、政権の見え透いた内意が世間には読み取られていることなのであろう。先に、内閣で決定した黒川氏の定年延長の追認とみられるからである。私は一般的に定年延長には反対しないが、こと黒川氏の定年延長の追認の流れだと考えると賛成はできない。なぜなら、政治家の悪い行為を取り締まる検察の役目を果たすことが出来なくなると思われるからである。安倍政権になって政治家が不起訴になる件が多いように感じる。これでは政治家は何をやってもよいと勘違いするだろうからである。安倍夫妻の数々の問題などは検察が動かない限り政治家の規律の乱れを是正できないと思われる。「恣意的な人事はない」という首相自らの発言が信憑性に乏しいからなおさらである。首相は反省や責任を真に感じない態度であるから、最もふさわしくない言葉である。黒川氏が検事総長に座っていればこれからどのような悪い事を行っても守ってくれるという首相の安心感が欲しいためであり、検察の誇りなどよりも自分の晩年が安心して過ごせるようにと思っての発議であろう。嘘で論理固めをする大臣や官僚の心苦しさはいかがばかりかと思ってしまう。また、賛成にまわろうという議員も自分の悪徳行為を守ってくれると思えば定年延長は能力活用であるなどを謳い文句に政治家の矜持もなく、安易に賛成することだろう。自民も公明の議員も問題点に踏み込まないのであれば同じ穴の狢である。良心の呵責もなければ議員の選挙区では対立候補に投票しようという運動が出てくることだろう。今はコロナ対策として、医療崩壊回避のための施策や第2波、第3波の打つべき手とか仕事を失った人への救済策とか、国民が困窮している問題に与野党ともに協力しながら手を付けるべきである。検察は検察で政治に大いにメスを入れ、誰のための正義かをよく考える時だ。河井夫妻の問題や1.5億円を選挙資金として供給した自民党のでたらめを追及してもらいたい。他にもたくさん手を付けることが多いので、組織の本来の役割のため動く時だ。
さてさて、国会での審議はどうなることか?と思っていたら「国民の理解をなしに前に進められない」とのことで取り下げ。また、インターネット番組で「この案件は法務省が持ってきた」と発言。どこまで〇〇をつけばよいのか。偏桃体がマヒしているね。
写真:国会審議⇒取り下げ
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